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酒井勝義氏が語る営業力を強化する思考法!シックスウェブコンサルティング×CMSpro社長対談

2026年10月06日(火) 最終更新日:2026年10月09日(金) 【対談】WEB集客のトレンドをつかむ!

営業力を強化する思考法とは?

今回の対談企画。お相手を引き受けてくださったのはシックスウェブコンサルティング株式会社酒井勝義さんです。

Webサイト制作から、SEO対策・リスティング広告などの運用、ネットショップ・インターネット販売代行などを手がける同社は、3年間の個人創業を経て2009年に法人化。20年にわたって、酒井さん自身の有する「営業力」を武器にWeb業界で生き抜いてきました。

同じくWeb集客を武器に19年間事業を続けてきたCMSproが、酒井さんとともに、「営業力を強化するための思考法」について考えます。

谷口 翔太

監修者谷口 翔太リンヤ株式会社 代表取締役

2007年「リンヤ株式会社」を創業。WEBマーケティング歴19年。草創期より一貫してWEBマーケティング の専門家として、多くの企業の収益向上に貢献。これまでに手がけた企業は2902社。豊富な経験を活かし、SEO対策を中心とした効果的なWEB施策により集客最大化を図る。HP制作から運用まで顧客企業をトータルでサポートしている。

SEO対策やリスティング広告といったWEB集客の運用代行、コンサルティングを提供するCMSpro。その代表である谷口翔太が若手社員とともに、業界の第一線で活躍する方々をゲストに迎え、最新トレンドや実践的なノウハウを深く掘り下げていくコンテンツ『【対談】WEB集客のトレンドをつかむ!』の第3回目。

今回は、谷口社長の古くからの友人であるシックスウェブコンサルティング株式会社酒井勝義氏をお招きし、Web集客で選ばれ続ける「営業力」について、意見を交わしました。

株式会社シックスウェブ代表・酒井勝義氏のプロフィール

AIによる要約

  • シックスウェブコンサルティングの酒井勝義氏とCMSproの谷口翔太氏が、Web業界で選ばれ続けるための「営業力」や最新トレンドについて語り合いました。
  • 会社員時代のバブル崩壊や事業立ち上げの経験から、酒井氏は、ビジネスで生き残るには技術力以上に「物を売る力(営業力)」や高利益率・キャッシュフローの確保が不可欠であると説いています。
  • 酒井氏が、成果報酬型モデルを採用して商流の上流に立ち、安売り競争を避けた「安心感の提供」や「ターゲットの極端な絞り込み」を行う独自のWeb集客戦略を明かしています。
  • 営業の本質は単なる売り込みではなく「対話と人間関係の構築」であり、手紙の同封や現場での一次情報獲得といった血の通った取り組みが信頼を生むと強調しています。

本題に入る前に

シックスウェブコンサルティング株式会社代表酒井勝義氏とCMSpro代表谷口翔太東京都港区芝浦にあるCMSproですが、今回の対談では酒井さんにお会いするべく、はるばる大阪市淀川区西宮原にオフィスを構えるシックスウェブコンサルティング株式会社をお訪ねしました。

対談のきっかけ(CMSpro谷口翔太とシックスウェブ酒井勝義の出会い)

司会/橋本司会者・若手社員橋本(以下、司会)

このたびは対談企画にご協力いただきありがとうございます。本日は、よろしくお願いします。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

よろしくお願いします!谷口社長、お久しぶりですね。

代表/谷口翔太谷口

お久しぶりです!最近どうですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

一時のことを思うと、随分、落ち着いてきました。基本うちは成果報酬だから、勢いでどんどん発注するっていう感じではないのでね。AIもだいぶ精度が向上してきましたから、人手も要らないですし、効率よく業務を進められるので。

代表/谷口翔太谷口

使ってるのはやっぱりClaudeですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

うん、Claudeも。でも色々使いますね。もちろん、AIを使って失敗することもあって、サイトの自律改善をさせようとしたら逆に悪化しちゃうなんてこともありましたから。
同じWeb業界で長年仕事を続けてきたおふたり。近況報告も兼ねつつ、再開早々、実務的な話題が続々と飛び出すのでした。

司会/橋本司会

ところで、おふたりはいつ頃知り合ったのですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

2013年だから、13年前頃ですね。

代表/谷口翔太谷口

はい。経営者向けのセミナーみたいなものでしたよね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

そうそう、丸々2日間みっちりあるセミナーでしたね。最中は一切会話する機会もなかったんですけど、終わった後になって会話が弾んで(笑)。そこからちょいちょいお会いして。

代表/谷口翔太谷口

お知り合いを紹介していただいたり、一緒に仕事をしている期間もありましたね。でも、手堅くずっと儲かっていらっしゃるからすごいですよね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

いえいえ。商品を購入されるお客様の満足や、商品を提供されるクライアント様に喜んで頂けるよう、いろいろと工夫をしながらです。

代表/谷口翔太谷口

すばらしいです(笑)

ゲスト/酒井勝義氏酒井

同じ業界で長年仕事をしてきましたけど、それぞれの会社でスタイルは全然違いますよね。

代表/谷口翔太谷口

ぜひ、異なる視点からお話いただきたいです。

経営者酒井勝義の原体験|サラリーマン時代から独立まで

司会/橋本司会

酒井さんは、学生時代からWeb関連の会社を立ち上げるために勉強していらっしゃったのですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

いいや。そもそもWindows95が流行ってインターネットが普及する前から、パソコンをいじるのはやってたんだけどね。MS-DOSの頃から。

代表/谷口翔太谷口

MS-DOSって知らないでしょう?

司会/橋本司会

全然分からないです(笑)

ゲスト/酒井勝義氏酒井

マウスもついてない、キーボードで操作するコンピューター。そういう時代からコンピューターを使ってたから、起業前に働いてたところの業務でもインターネットでリスト取り(リード獲得)をやってて。それが今の仕事に繋がってる。

代表/谷口翔太谷口

早いですよね。もともと営業マンとして就職したんですよね?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

最初に入った会社はソフトウェア開発会社だったんだけど、ちょうどバブル崩壊の時に経営が傾いてね。世の中、ほんと大変なことになってましたから。それで2社目に移って、独自事業を色々立ち上げるような会社に入ったんです。社長直下で指示を受けて新規事業立ち上げを先導する「社長室メンバー」としてね。

代表/谷口翔太谷口

社長が持ってくる商品を売るためのスキームを考える感じですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

うんうん。売るまでのプロセスを考えるのはもちろん、売るための営業も自分でやって、受注入力をするためのコンピューターシステムも自分で設計してっていう。その一連のプロセスをマニュアル化して、ひとつの会社として回りだしたら別の新規事業に移る感じだったね。

代表/谷口翔太谷口

じゃあ、その頃の実務だったり、社長の近くで働いた経験だったりから得たエッセンスが経営者としての基礎になってるわけですね。

酒井勝義氏と谷口翔太の対談風景1

ゲスト/酒井勝義氏酒井

事業の全体の設計とか、利益率の高さとキャッシュフローの大切さはその時に学びましたね。物を売るための設計をしていたからこそ、効率よく売るなら「Web上に自分自身の分身を作る」ことが手っ取り早いと思うようになったんです。Webサイトはまさにそれで、自分の考えるセールストークを24時間、ユーザーに届け続けてくれるわけですよ。

司会/橋本司会

サラリーマン時代の経験が直接、Web集客を提供する会社を起業することにつながっているのですね。

代表/谷口翔太谷口

「よし、仕事をやめて起業しよう」って最後に決断するきっかけって、なにかあったんですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

家庭の事情が大きかったですね。もちろんサラリーマン時代にもその事情に理解を示してくださる方が多く、ありがたい環境ではありましたけれど。しかし長い目で見ると、時間の融通がつくことが最優先で必要不可欠でした……。自分の力でビジネスをやっていくには、自分で「売れる仕組み」を作るしかないと思ったんです。

シックスウェブコンサルティングが売れる理由「商流の上流に立つ」

ゲスト/酒井勝義氏酒井

会社を立ち上げて真っ先に始めたのが、成果報酬型のWeb集客だったんです。成果報酬の良いところは、絶対にNOと言われないところ何ですよ。

司会/橋本司会

それはどうしてでしょうか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

だって、「商品を売るのを手伝います。もし売れたら報酬をください」と言って断る人なんかいないでしょう?売上を上げることや見込客を獲得することは、商流のなかでも上流のポジションに立ちやすいんですよね。Web集客は商品が売れる売れないっていうまさに上流に関わる仕事で、そこでNOとは言われずにチャレンジできて、成果をあげればものすごく感謝される。そこから新しい受注につながる。

代表/谷口翔太谷口

じゃあ、ずっと成果報酬で好調を維持してるんですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

デザインとか、保守とか、サイトのメンテナンスとかの業務を請け負ってた時期はあったんです。けど、そういう仕事は作業に対する対価が払われるわけですよ。そうすると、作業ぶりに不満があったりするお客さんから結構きつく言われたりもするんですよ。成果報酬はそれと違って、成果が上がった時にしかお金を払わないから、当然お客さんも優しい(笑)。業務請負よりも成果報酬のほうが結果として長く続くし、お客さんとの新しい横の繋がりが生まれていくんです。

代表/谷口翔太谷口

業務請負だと、社員の頭数を増やさなきゃ売上が伸びないですからね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

そうそう。もう構造自体が脆いんだよね。だから、成果報酬でお客さんから信頼を得て、クライアントのインターネット事業部や一次代理店の役割を担うっていうポジショニングで対等に付き合うのが肝なんですよ。

ここまでの対談のポイント

  • 酒井氏は会社員時代にバブル崩壊や事業立ち上げを経験し、高利益率とキャッシュフローの重要性、そしてWeb上に自分の分身を作る着想を得ました。
  • 独立後は作業の対価を得る下請け業務から脱却し、成果が発生する商流の上流で勝負する「成果報酬型モデル」へ転換。
  • 顧客と対等なパートナーシップを築き、人並み外れた「物を売る力=営業力」を武器に事業を成長させてきた点がここまでのポイントです。

Web集客の実例から学ぶ!営業力を強化する思考法

前職での経験や「効率よく売るならWeb上に自分自身の分身を作ることのが手っ取り早い」というお話からも分かるとおり、酒井さんは自身の人並外れた「ものを売る力=営業力」そのものを商品にして、シックスウェブコンサルティング株式会社を続けていらっしゃいます。

営業力を強化し、継続して物を売っていくには、何を心がけるべきなのでしょうか。対談は本題へと移っていきます。

「物を売る力」はサイト構築の技術力よりも求められる

酒井勝義氏と谷口翔太の対談風景2

司会/橋本司会

酒井さんは、成果をあげられなければ報酬を得られないというリスクをひとりで背負って、成果報酬型のWeb集客に取り組んでいらっしゃいます。かつては社員を雇っている時代もあったようで、その頃には、「営業職経験者しか雇わない」という姿勢を貫いていたそうですね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

もう10年以上前のことですよね(笑)。覚えてないな。でも、営業できる人しか雇わないっていうのは、案外当たり前なんですよ。Webサイトとかの技術レベルが整っているから儲かるかと言えば実はそんなことはなくて、やっぱり物を売る力がないと会社に売上をもたらすことはできない。

代表/谷口翔太谷口

そうですね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

例えばサイトのメンテナンスをやる社員を採用するとしても、「ほんなら、次こんな事したらどうですか」っていうことを考えられる人の方がいい。そういう提案も全部、営業なんだよ。

物を売るためにひたすら知恵を絞る

ゲスト/酒井勝義氏酒井

営業は、結局ものを売るためにひたすら知恵を絞ることになるんですよね。私の成果報酬型のSEOとかインターネット販売もまさにそうで……。

司会/橋本司会

競合が多かったりして売るのがむずかしい商品は、例えばどのようにして売っていましたか?

定価で売る仕掛け|安売り競争に走らず「安心感」を売る

ゲスト/酒井勝義氏酒井

競合が多すぎて安売り競争が激しい場合は難しいですよね。例えば、5万円の商品を売りたいっていうときに、一番ひどい時だと270社が競合して全く同じ商品を売っているなんていう経験もありました。

代表/谷口翔太谷口

どうやって売るんですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

定価5万円に対して、3次、4次流通のものとか倒産品とかを1万7000円で販売しているサイトもあって、でも、メーカー側からの希望があるから、定価の5万円で売りたい。だから色々知恵を絞って、いくつか施策を打つんです。例えば、うちのサイトをSEOで検索1位まで伸ばして、「購入時には、〇〇〇にご注意ください」っていう情報を発信するんです。「購入時の注意」っていうメーカー側からのアナウンスがネット検索して1番上に表示されていたら、安く売っている同じ商品を買わなくなる。アンカリング効果ってやつですよ。

代表/谷口翔太谷口

面白い!定価っていうのを逆手にとって、メーカー直販だからこそ安心できるっていう見せ方をするわけだ。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

そう。安売り競争には乗らずに、安心感を売るっていう戦略。さらに、「購入時の〇〇〇にご注意ください」だけではなく、実際に売る商品に「メーカー独自の安心保証カード」をくっつけて配送するんです。もちろん安い方を買われる方もいらっしゃいますけど、大事な人のために買いたい人だったり、自分の利益を真に求めている人は、定価で買うんですよ。しかも、とりあえず安いものを買いたい人ではなく、なるべく良いものを買いたい人のリードを獲得できるから、将来的にもプラスに働くわけですよ。

代表/谷口翔太谷口

一回売ったきりだけじゃなくて、定価で買わせ続けるための戦略っていう…。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

なんなら定価以上で売りたいくらいですよ(笑)。そうせな、クライアントは儲からない。儲かるための設計をしておかないと必ず厳しくなる。だから私が商品を売ろうとするときには全部定価より安くすることはしない。

あえて極端にターゲットを絞り込んでみる

酒井勝義氏と谷口翔太の対談風景3

ゲスト/酒井勝義氏酒井

「脱毛器」のメーカーさんも良い例かな。脱毛器を売る時って、たいていはターゲットを「20~40代の女性」と広く設定しがちなんですよ。でもそうすると、アフィリエイト広告をやっているような資本力のある大きな会社に勝てないんです。そういう時はやはり知恵を絞って、あえて極端にターゲットを絞り込むんです。

代表/谷口翔太谷口

なるほど。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

私はこの時ね、「40代で小学校高学年の娘がいる母親」にターゲットを絞ったんです。「成長期の敏感な肌にも優しい脱毛器です。」「子どもとお母さん二人でお使いいただけます」って。

代表/谷口翔太谷口

すばらしい発想力ですね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

こういう入り口を狭めた訴求方法だと、ちゃんと狙った顧客を集められるので成果につながるんです。的外れなアクセスを集めてしまうこともない。でも母数は減ってしまうから、別のターゲット向けの別のサイトも作るんです。

代表/谷口翔太谷口

なるほど、ターゲットごとにサイトを分けるのか。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

そうです。特定の人にだけ深く刺さるLPをいくつか作るから、どのような層からの需要が高いのかっていう情報も集まるし、僕に任せてくれるお客さんもどんどん仕事がしやすくなるんです。

考え抜かれた戦略に基づくWeb集客(コンテンツマーケティング)

代表/谷口翔太谷口

コラム記事等でアクセス数を稼ぐ、コンテンツマーケティングもやっていたりしますか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

今まさにやっているものだと、「スイトルボディ」という体を洗う洗身用具の案件がありますね。

シックスウェブコンサルティングの制作事例「スイトルボディ」
サイト:https://switlebody.jp

ゲスト/酒井勝義氏酒井

この商品はものすごく画期的で、お風呂に入らずに身体を洗えてしまうんですよ。メーカーさんがもともと掃除機を作っていらっしゃっていて、その特許技術を活かして、お湯を噴射した瞬間に吸引できる装置を開発したんです。これを使えば、ヘッド部分を身体にくっつけるだけで、びしょびしょにならずに全身綺麗にできるという。寝たきりの人がベッドに寝たまま洗身できるので、介護業界で大活躍できる商品なんですよ。

代表/谷口翔太谷口

面白い商品ですね。知らなかった。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

そう、売れそうな商品だけど、認知度や購入意欲を高めてもらうための努力の余地があるんです。だからまず魅力を伝えるためのサイトを作って、資料請求フォームで顧客リストを集める。でも商品名で検索してくれる人が少ないから、プラスでコンテンツマーケティングを行うっていう流れです。介護初心者向けの頭の洗い方とか、障害児の入浴介助方法だとか、介護従事者の困りごとに寄り添いながら、「スイトルボディ」っていう便利アイテムもありますよと紹介する。これもある種の営業ですよね。

司会/橋本司会

あらかじめ「介護業者向け」っていうターゲティングの戦略を考え抜いたうえで、見込み客にアプローチする、つまりコンテンツで営業をかけるわけですね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

はい。でもアクセスを稼ぐのはあくまで目的ではないので、そこから資料請求をしてもらい、そのリストをもとにクライアントが商談を行う。この商談での成功が最大の目標ですから、商談がどのように進んだのか、どうして進まなかったのかっていうのを、後日きちんとヒアリングするのも大切ですよね。

代表/谷口翔太谷口

リード獲得にとどまらず、成約率と現場の商談の様子をフィードバックしてもらって新たな施策へと進んでいく。ものすごく価値の高いWeb集客ですね。

営業力の本質は人間関係構築

物を売るための知恵の絞り方、すなわち営業力を高めるための手法について、様々な具体例をお話くださった酒井さん。長年の経験を踏まえたお話は含蓄に富んでおり、酒井さんの有する「営業力」の正体が見え始めてきました。

対談はもう終盤。酒井さんは「営業力の本質」について語り始めます。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

ここまでさんざん話してきましたけど、結局「営業」って何なのかと言うと、単なる売り込みではないんですよ。飛び込みで商談を持ちかけて契約を勝ち取ってくることが営業っていうイメージもあるけれども、本質は対話と人間関係の構築ですから。

目の前の相手との人間関係が「イエス」を引き出す

酒井勝義氏と谷口翔太の対談風景4

ゲスト/酒井勝義氏酒井

営業は何をするのかっていうと、目の前にいるお客さんに「イエス」と言わせるのが目標なんです。そのためには、事前に人間関係を構築しておく必要があるんです。だから例えば、私が昔からやっている営業方法だと手紙も有効ですね。

司会/橋本司会

手紙ですか?

ゲスト/酒井勝義氏酒井

うん。請求書を送る際に、手書きのお手紙をくっつけるんです。業界の近況についてとか、自分なりの今後の分析についてとか、その人だけに向けたお手紙を。

代表/谷口翔太谷口

実はCMSproでも以前やってました。今でもニュースレターっていうペーパーをお送りしているんですけど、メッセージの伝え方っていうのは関係構築のためには欠かせませんよね。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

そう思いますね。手紙を使って人間関係を構築する。ほんなら、手紙が営業マンなわけです。営業力を高めるってそう堅く考えるものではなくて、目の前の人とどう関係を築くのかっていうもっと血の通ったものとして捉えるべきですよね。

パソコンの前を離れ、現場で一次情報を稼ぐ

ゲスト/酒井勝義氏酒井

人間関係の構築とも繋がるんですけど、パソコンの前から離れて現場に赴くことも大切ですよ。

代表/谷口翔太谷口

画面に向かっているだけでは、顧客のニーズとか自社の強みとかは見えてこないですからね。そういう考えから、僕たちはインタビューとか対談で実際に会って話すことに取り組んでいるんですよ。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

いいですね。本当に大事だと思います。私なんかはね、クライアントのカバン持ちをしに営業現場に同行してましたよ(笑)。カバン持ちのフリして商談の内容を聞いて、顧客の生の声を聞くとね、パソコンを前にして作業しているだけでは分かんないことがいっぱい知れますね。あと僕は作戦として、お客さんの現場についていってカメラで写真とか動画をいっぱい撮っておくんです。そうやって素材を持っておくと、必要になった時に頼ってくれますし。動画をまとめたDVDをクライアントに作ってあげたこともありましたよ。こういう行い一つひとつが新しい仕事を作るんです。

代表/谷口翔太谷口

アグレッシブにコミュニケーションをとっているんですね。これが営業力か。

ゲスト/酒井勝義氏酒井

Photoshopとかイラストレーターとか、あるいはAIとか、そういうのを扱えたとしてもそれらは道具に過ぎないんですよ。最後、大物を獲れるかどうかっていう最終局面において武器になる営業力は、結局日頃から積み上げてきた手腕というか、鼻が効くというか、培ってきた感性ですよ。現場はそれを育てる宝の山です。

対談の総括

本対談を通じて酒井さんがお話くださったのは、Webマーケティングにおいてデザインやツールの技術は道具に過ぎず、本質は「物を売る力=営業力」にあるという事実でした。

競合がひしめく市場でも安売りせず「安心感」を売る工夫や、特定ターゲットに深く刺さるコンテンツマーケティング、手紙やカバン持ちといった具体例によって、現場での人間関係構築が成果を生み出すことを実感できたと思います。

デザインやAIなどの技術を磨くだけでなく、泥臭く顧客の「一次情報」を掴み、相手からイエスを引き出す信頼関係を築くことこそが、Web業界で永続的に活躍するための真の営業力を高める思考法なのです。

酒井 勝義

ゲスト・監修酒井 勝義シックスウェブコンサルティング株式会社 代表取締役社長

ソフトウェア開発会社に入社し、バブル崩壊を経験。新規事業開発に携わる企業へと職を変え、「社長室メンバー」として14年間にわたり社長直下で数々の新規事業立ち上げに従事した。自ら行う営業からシステム構築、業務マニュアル化、営業教育まで一貫して手がけ、企業の急成長に大きく寄与していく中で、「Web上に自分の分身を作る」という集客の根底となる思考法を確立した。

独立を決断し、個人創業を経て2009年にシックスウェブコンサルティング株式会社を創業。作業の対価を得る下請け・受託業務から脱却し、売上に直結する「商流の上流」に立つ成果報酬型のWeb集客・マーケティング事業へ本格転換する。単なるWebサイト構築の技術にとどまらず、安売り競争を避けた安心感の提供や特定ターゲットへのコンテンツマーケティング、人間関係の構築を軸とした「物を売る力」を追求。20年以上にわたり、自らクライアントの事業成長を支えるWebマーケター・コンサルタントとして、現場の第一線に立ち続けている。

会社名 シックスウェブコンサルティング株式会社
代表取締役社長 酒井 勝義
設立 2009年2月
本社所在地 大阪市淀川区西宮原1-8-33 日宝新大阪第二ビル6F
事業内容 インターネット集客・販売代行
  • Webプロデュース(制作、リニューアル)
  • Webアプリ/システム開発
  • 成果報酬型インターネット販売
  • ネットショップ運用代行
  • SEO対策
  • PPC広告運用
ホームページ https://sixweb.jp/
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