外壁塗装の業界において、売上アップさせるために大事な要素に自社でWEB集客を行うことがあります。外壁塗装業界には下請け企業が多く存在しているため、元請けになるためにWEB集客を行うことが大きな大きなメリットとなるのです。
今回の記事では、外壁塗装においてWEB集客を行うメリットや失敗しないための方法などを紹介します。
目次
自社で元請けすることを諦めていませんか?
自社が下請けではなく元請けとなり、マンション管理会社と直接契約することでお客様1軒あたりの単価は高くなります。さらに元請けであれば、中間マージンも差し引かれることはありませんので、利益率も高くなります。
複数のマンションを管理しているのであれば、元請けが増えれば増えるほど自社の利益は高まります。この元請けを増やす方法はありますので、以下を参考にしてみてください。
元請けになるための集客方法とは
ポータルサイトで集客をしている業者は多いと思いますが、そのポータルサイトに自社を掲載しているだけで満足はしていないでしょうか。
それがWEB集客につながらず、元請け業者になれない理由なのです。
外壁塗装会社が元請けになるためには、WEB集客の強化が不可欠です。従来の折り込みチラシやポータルサイトだけに頼った集客方法から脱却。自社ホームページやSEO対策、リスティング広告、SNSなどのオンライン施策を積極的に活用し集客することで、見込み顧客から直接問い合わせを獲得できるようになります。
WEB集客は「今すぐ塗装を検討している層」というターゲットへ効率よくリーチできるため、元請けとして直接契約を増やしたい業者にとって最適な手段です。このように元請けを増やしたいのであれば、WEB集客に本気で取り組んでいくようにしましょう。
下請けでもWEB集客を行う理由とは
これまで下請けでも売上を上げていた業者であれば、無理をして元請けを増やす必要がないと考えるかもしれません。しかし下請けのままでは、いつまで経っても利益率が上がらず会社も大きくなりません。
果たして下請けでもWEB集客をすることで元請けになれるのでしょうか。そこでここからは、下請けでもWEB集客を行うことで元請けになれる理由を解説していきます。
ポータルサイトへの依存から脱却するため
WEB集客方法の1つとして、ポータルサイトに登録している企業も多いと思います。しかし以下2点の理由からWEB集客の方法としてポータルサイトに登録することはおすすめしません。
- 1.ポータルサイトでの集客では、複数業者が見積りを同時に提示する必要があります。そのため、価格の安さばかりを求められ価格競争になりがちです。また、他の安い業者を見た依頼者から、理不尽な要求をされる可能性もあります。
- 2.ポータルサイトを利用すると、ポータルサイトの登録費用や仲介手数料などマージンが必要となります。このようにポータルサイトに支払う金額は本来、自社の利益になるはずの金額ですので、施工後に自社の利益がほとんど残らないことがあります。
自社ホームページを作成でWEB集客を行うことで、このようなデメリットはなくなります。
情報の透明性によりお客様にアピールするため
自社ホームページを作成し会社の歴史や施工実績、スタッフ紹介などを掲載することで、依頼を検討しているお客様に安心感をアピールでき、他社との差別化やブランディングを行うことができるようになります。
ホームページがあるだけで、お客様に信頼感を与えられるのです。
また、自社ホームページに実際の施工内容や補償内容、施工事例などを掲載することにより、そこを読んだだけでお客様の不安を解消でき、問い合わせ率を高められるようになります。
外壁塗装のWEB集客で効果のある集客方法3選
外壁塗装業者のWEB集客において、自社ホームページを作成する以外で効果のある集客方法を以下で3つ紹介します。
SEO
メリット | デメリット | 予算 |
---|---|---|
・継続的に集客可能 ・企業の信頼度向上 |
・成果が出るまでに平均6ヶ月~1年かかる ・競合他社が強いと上位表示しにくい |
初期費用:5~100万 維持費:1~50万 |
自社ホームページを検索エンジンの検索結果で上位表示させるための対策のことをSEO(検索エンジン最適化)と呼んでいますが、このSEOはWEB集客においても費用対効果が高いとされています。というのも、検索エンジンで上位表示させることができれば、継続的に集客ができるようになりますし、自社の信頼度を向上させることもできます。
費用としては、初期費用が5万円~100万円程度、維持費が月あたり1万円~50万円程度が必要になります。
ただし、SEOの成果が出るまでに平均で6ヵ月~1年はかかることがありますし、競合他社の方がSEO的に強いと判断されれば上位表示されにくくなります。
リスティング広告
メリット | デメリット | 予算 |
---|---|---|
・平均3~6ヶ月で効果が出る ・顧客になりそうな人にアプローチ可能 ・集客に活かせるデータ取得可能 |
・出稿をやめると集客不可 ・潜在層に不向き |
月20~50万 |
ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードに連動して、検索結果画面にテキスト形式で表示されるリスティング広告は、SEOよりも費用がかかりますが、適切に行えばSEOよりも短期間で集客することができます。
平均3ヵ月~6ヵ月程度で効果を出せるほか、顧客になりそうなユーザーに対して直接アプローチができ、集客に生かせるデータを取得することもできますので、外壁塗装業界には向いているWEB集客手法です。
しかしリスティング広告の出稿をやめると集客はできなくなりますので、継続的に出稿費用はかかりますし、顕在層ではない潜在層にアプローチするには不向きな手法といえます。
SNS運用
メリット | デメリット | 予算 |
---|---|---|
・平均1~6ヶ月で効果が出る ・投稿がバズると大きな集客効果あり ・自社ブランディング可能 ・ユーザーとコミュニケーション可能 |
・毎日更新 ・炎上の可能性あり ・規約変更によりアカウント停止リスクがある |
0~50万 |
SNS運用とは、XやFacebook、Instagram、LINEなどのSNSに配信する広告のことをいいます。自社ホームページだけでは届かない新規顧客や見込み顧客に対してアプローチできるWEB集客手法です。
平均して1ヵ月~6ヵ月程度で効果があり自社ブランディングも可能なほか、外壁塗装業者の投稿がバズるようになると大きな集客効果を見込むこともできます。
特定のユーザーに直接メッセージを送るDMなどを通じて直接アプローチできるため、企業のことを知ってもらうチャンスが増えますが、その半面、毎日のように更新しなければユーザーが離れてしまうほか、投稿内容によっては炎上する可能性があるなど、気を付けなければいけない負担も多くあります。
外壁塗装のWEB集客で失敗しないポイント
WEB集客は成功すれば会社を大きくしてくれますが、戦略も対策もないまま曖昧にスタートしてしまうと、せっかくのWEB集客も費用だけがかかって失敗に終わってしまうこともあります。
そこでここからは、外壁塗装のWEB集客で失敗しないポイントを紹介します。
明確なターゲット設定を行う
外壁塗装業界でWEB集客を成功させるためには、明確なターゲット設定を行うことが求められます。単にホームページを作成するのではなく、どの層に何を届けたいWEB集客なのか明確にした方がよいでしょう。
そのためには、ターゲットの具体的な顧客像であるペルソナを設定することです。「何歳なのか」「男性か女性か」「職業はなにか」「どんな性格をしているか」といった求めている顧客の仮の人物像を設定するようにします。
差別化や独自性を出す
WEB集客では、自社の強みと弱みを把握しておき競合他社との差別化ができていないと、ユーザーの印象に残らず取り込むことができません。ユーザーの印象に残るようにするには、自社だけの強みやサービス、自社独自の地域に特化した取り組みなどを明確にアピールすることが必要です。競合調査なども行い、差別化できる要素を抽出してみるのもよいでしょう。
また、外壁塗装に関するガイドを掲載することで、顧客から便利さや信頼性を得ることもできます。
実際の成功事例から導く集客施策
株式会社松岡塗装店では自社ホームページを公開し、SEO対策を行ったことでホームページ経由での問い合わせの数が増えたほか、直接の電話での問い合わせの数も増加しました。ホームページ経由に加え電話連絡を含めると、毎月7~8件くらいは問い合わせを獲得できるようになり、そのうち8割か9割は契約につながることができました。
WEB集客を行ったことで、松岡塗装店が望んでいた下請けから元請けへの変化が実現しています。
<参考>
この記事のまとめ
外壁塗装会社が元請けになるためには、ポータルサイトに自社を掲載するだけの集客方法ではなく、WEB集客の強化が大事です。従来の折り込みチラシやポータルサイトだけに頼った集客から脱却し、自社ホームページやSEO対策、リスティング広告、SNSといったオンライン施策を積極的に活用することで、見込み顧客から直接問い合わせを獲得できるようになります。
しかし戦略も対策もないまま曖昧にWEB集客を始めてしまうと、費用だけがかかって失敗に終わってしまうこともありますので、WEB集客で失敗しないポイントをよく確認して行うようにしましょう。
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監修者谷口 翔太リンヤ株式会社 代表取締役
2007年「リンヤ株式会社」を創業。WEBマーケティング歴17年。草創期より一貫してWEBマーケティング の専門家として、多くの企業の収益向上に貢献。これまでに手がけた企業は2902社。豊富な経験を活かし、SEO対策を中心とした効果的なWEB施策により集客最大化を図る。HP制作から運用まで顧客企業をトータルでサポートしている。