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ニュースター寺田勝人氏に聞く!WEBマーケティングの将来性とAI時代の集客

2026年07月27日(月) 最終更新日:2026年07月27日(月) 【対談】WEB集客のトレンドをつかむ!

AI時代のEC・通販業界✕Web業界

AIが急速に発達し、WEBマーケティングのあり方が目まぐるしく変化しています。そんななかでも、WEBマーケティングに将来性はあるのでしょうか。

株式会社ニュースター代表の寺田勝人さんは、EC・通販人材の紹介に携わりながら、自社のWEBマーケティングもご自身で行っていらっしゃるといいます。WEBマーケティングのコンサルティングも手がけるCMSproが、寺田さんとともに、WEBマーケティングの将来性とAI時代に求められる集客方法について考えます。

谷口 翔太

監修者谷口 翔太リンヤ株式会社 代表取締役

2007年「リンヤ株式会社」を創業。WEBマーケティング歴17年。草創期より一貫してWEBマーケティング の専門家として、多くの企業の収益向上に貢献。これまでに手がけた企業は2902社。豊富な経験を活かし、SEO対策を中心とした効果的なWEB施策により集客最大化を図る。HP制作から運用まで顧客企業をトータルでサポートしている。

SEO対策やリスティング広告といったWEB集客の運用代行、コンサルティングを提供するCMSpro。その代表である谷口翔太が若手社員とともに、業界の第一線で活躍する方々をゲストに迎え、最新トレンドや実践的なノウハウを深く掘り下げていくコンテンツ『【対談】WEB集客のトレンドをつかむ!』の第2回目。

谷口の古くからの友人である株式会社ニュースター代表寺田勝人さんをお招きし、WEBマーケティングの将来性や求められる人材について、意見を交わしました。

株式会社ニュースター代表・寺田勝人氏のプロフィー

AIによる要約

  • 本記事は、SEO対策やリスティング広告の運用、HP制作などを手がけるCMSproの代表である谷口翔太氏と「EC通販人材エージェント」を運営する株式会社ニュースターの代表である寺田勝人氏の対談記事です。
  • 寺田氏は中小企業の人材定着の難しさを原体験として持ち、ネットベンチャー等の深い理解を経て人材紹介業で独立を果たしました。
  • EC通販人材に精通する寺田氏の分析によると、これからの時代で求められる人材は「ブランド全体の方向性を統括できる人材」です。
  • 谷口氏と寺田氏は共通して、「アナログのコミュニケーション」によって得た一次情報を活用した集客こそが将来性のあるWEBマーケティングの手法である、と述べています。
  • 寺田氏によると、キャリアを築き活躍するための土台として、身体的な健康だけでなく、仕事に納得し自信を持てる「心の健康」を保つことが不可欠です。

本題に入る前に

EC通販人材エージェント代表寺田勝人氏とCMSpro代表谷口翔太氏今回の対談企画。お相手を引き受けてくださったのは株式会社ニュースターの寺田勝人さんです。CMSpro代表谷口と若手社員橋本は、神田駅近くにある寺田さんのオフィスを訪れました。

しかし、インターホンを押しても誰も出ず。不安になっていたところ、後ろから明朗な声が聴こえてきました。

ゲスト/寺田勝人氏寺田勝人さん(以下、寺田)

どうも、どうも。お待たせしてしまいましたか?実はさっきまでプールで1km泳いでてね。

代表/谷口翔太谷口翔太代表(以下、谷口)

!?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

おかげでもう、へとへとだよ。

登場と同時に強烈なインパクトを残してきた寺田さんに案内され、私たちはオフィスの中へと入っていきました。

対談のきっかけ(CMSpro谷口翔太とニュースター寺田勝人の出会い)

司会/橋本司会者・若手社員橋本(以下、司会)

このたびは対談企画にご協力いただきありがとうございます。それでは、よろしくお願いします。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

よろしくお願いします!

谷口翔太氏との関わりについて語る寺田勝人氏

司会/橋本司会

まずは、対談にご協力いただけるきっかけにもなる、おふたりのご関係についてお話しいただきたいです。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

人に話せる関係じゃないよね?

代表/谷口翔太谷口

いやいや、全く怪しい関係じゃないです!(笑)

ゲスト/寺田勝人氏寺田

2009年か10年ごろ。そのとき、僕は会社を辞めたころだったんですけどね。独立して、会社は立ち上げずに「寺田屋」という屋号だけ掲げて、個人で色々動いていたんですよ。

代表/谷口翔太谷口

個人事業主。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう、青色申告の個人事業主。その時に友人からオフィスを貸してもらってて。そこに谷口社長もいらっしゃった。

代表/谷口翔太谷口

オフィスを間借りして、みんなで仲良くしてましたね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

期間で言うと、半年くらいかなー。俺はよくね、そこで無駄話ばっかりしてたの。

代表/谷口翔太谷口

大きい声で(笑)。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん、2社合同のオフィスだったのに。結局それで隣の会社からクレームが来て退去させられたの。「もう来ないでください」って。だからそれまでの間、一緒のオフィスに居て、仲良くしてたね。

こうして始まった対談では、広義のWEBマーケティングに含まれる「通販業界」において人材紹介を行いながら、WEBマーケティングの実践も自ら行う寺田さんならではの視点が、続々と飛び出すこととなるのです。

経営者寺田勝人のバックボーン

司会/橋本司会

次に、おふたりが出会う前、寺田さんが独立する以前のお話をお伺いしたいです。寺田さんがEC通販人材の紹介を始めるまでのご経歴・バックボーンをお聞かせください。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

バックボーンねー。そう、俺の家が元々商売をやってて。宝石屋だったんだけど、親父と社員の軋轢を常に見てたんだよ

代表/谷口翔太谷口

あ、そうなんですか? 身近で?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう。小さい頃から社員の人と一緒に焼肉行ったりしてたから、食事の場で、社員が親父の悪口を言うのも聞いてたんだよ。あと、高校・大学に上がってからは実家でアルバイトをしてて。社会人経験はないんだけど、地元のおばちゃんたちには気に入られてたから、高いダイヤモンドを「買うわよー」って言ってポンポン買ってもらえる。それで社員より売上が良くなっちゃったりするんだよ。

代表/谷口翔太谷口

それは、社員とはビミョーな距離感になりますよね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そうそう。社員が言ってた悪口を俺が親父にチクったりしてたんだけど。でも、そういう親父に不満を持ってる社員も、売上が芳しくない社員も、辞めさせることはできないの。中小企業だと、今いる社員たちを辞めさせても、次の社員をなかなか見つけられないから。辞めさせられた社員も、辞めた後に行く場所がなかなか見つけられないわけだよ。

代表/谷口翔太谷口

中小企業だと、雇い手も働き手も足りないって状況に陥る。厳しいですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

中小企業の採用の難しさを身近で感じた経験ですね。ほんとに。

司会/橋本司会

この経験が、「中小企業の人材」への興味の種となったのですね。その後はどのようにしていたのですか?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

他にも色んなバイトしてたんだよね。家庭教師とか、ホテルの配膳とか。そのうちの1つがリクルートのバイトで。

代表/谷口翔太谷口

リクルートでバイトしてたんですか? 知らなかったです。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん。indeedの前身になる会社で、バイト専門の情報誌を手伝ってた。「人材」への興味が明確にあったからね。でもバイトの求人募集って領域は正直、俺にとってはつまらなかったの。マクドナルドみたいなチェーン店を担当すればたくさん実績を稼げるし、そうじゃない小さい店の募集を担当したら一生勝てないっていう。作業内容も、本部に電話して、店長に電話して、原稿を埋めて、っていう単純なものだったから、自分の性には合わないって思った。

代表/谷口翔太谷口

じゃあ、就職活動はどうやって進めてたんですか?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

実は人材業界だけじゃなくて音楽業界にも興味があって。この二軸で進めていたんだけど、人材業界の中でも、自分に合うところを見つけなきゃ、って色々やってるうちに、「人材紹介」も行き着いたわけよ。俺さ、浪人とかして社会に出るのが2年遅れてるのよ。だから、「この就活では絶対に負けられないぞ」「遅れを取り戻すならここしかない」みたいな覚悟を持ってて。それで200社にハガキを書くのよ。

司会/橋本司会

ハガキですか?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう。そのころはエントリーシートとかも手書きだったからね。だから、色んな企業の社長のメールアドレスを調べて、直接はがきを送るの。そうするとすぐ返信が来るんだよ。社長から直接。

代表/谷口翔太谷口

そうなんですか?(笑)

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん。「お手紙ありがとう…….」みたいな感じで!

代表/谷口翔太谷口

(笑)。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

それで、その中でもリクルート人材センターっていうリクルートエージェントの前身の前身の前身みたいな会社が気になって。というのも、色々就活を進めるうちに、就活が楽しくなっちゃって。色んな会社を直で見れるのが楽しいの。就活を仕事にしたいって考えるようになって、最終的にリクルート人材センターに就職を決めました、って感じですね。

独立して株式会社ニュースターを設立へ

代表/谷口翔太谷口

でも、当初から起業しようとは考えてたんですよね?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう。面接でも10年で独立しますんで、ってニコニコしながら宣言してた(笑)。向こうはそりゃ、辞められたら困るだろうから皆には「言わない方がいいよ」って言われてたんだけど、社長だけは「ええで、ええで」って認めてくれたのよ。で、独立するなら、やっぱり中小企業開拓しなきゃって、中小企業の人材紹介をやる部署に行って。でも、1年目は全く上手くいかなかった。

代表/谷口翔太谷口

宝石は子どもの頃でもいっぱい売れたのに(笑)?

独立までの経緯を語る寺田勝人氏

ゲスト/寺田勝人氏寺田

宝石は売れても、こっちはまったく(笑)。中小企業とかベンチャーは、どんなに良いビジネスモデルを持ってても、あまり理解してもらえないのよ。例えばコインパーキングの会社とか、ビルメンテナンスの会社とか。今でこそ誰でも分かるビジネスモデルだけど、最初は皆あまりピンとこなかったのよ。新しいがゆえに。

代表/谷口翔太谷口

新しいサービスをやってる会社に人材紹介するなら、そのサービスを説明できなきゃいけないんですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そうなんだよ。だからなかなか受注できても上手くいかず、暗黒時代だよ。上司からも、「お前を採って失敗だった」って言われるくらい業績が悪くて。でも、何年か経ったときに、就活してた時の自分を覚えてくれてたとある会社の社長に出会って。「きみ、覚えてるよ」って言ってもらえて、たくさん発注してくれて。それがネットベンチャーだったから、他にもどんどんネットベンチャーを開拓していって、受注してを繰り返してたら、もうノリノリ。一気に最年少マネージャーにまで昇進する凄まじい業績になったの。

代表/谷口翔太谷口

おー。やっぱすごいですね!

ゲスト/寺田勝人氏寺田

で、「4年目の天狗」だよ。4年目になると仕事に慣れてきて、何でもできる気になっちゃうんだよ。それでもう、「全部できるから辞めてやってもいいか」みたいな態度になっちゃって。ファッションとかも奇抜にして(笑)。

代表/谷口翔太谷口

え、それでそのまま辞めたんですか?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

いや。先輩に諫められて、2年間、別の部門で経験を積むことにした。人材紹介って一括りに言っても、企業側と関わるのか求職者側と関わるのかで、考えることやることが全然違うものなんだって先輩に気付かされたの。特に、エグゼクティブ(幹部・経営層)向けの人材紹介は全く違う領域だから、「独立する前に学ぶべきことはまだまだあるぞ」っていう先輩の言葉を聞いて、その部門に異動させてもらったんだよ。

司会/橋本司会

その後、ネットベンチャー企業の執行役員もなさってますよね?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう、エグゼクティブ向けの部門で仕事してた時のご縁で、「夢の創造委員会」(現・出前館)で役員も務めた。この執行役員の経験もあわせて、独立してやっていけるだけの力をしっかりつけて、いよいよ独立して仕事を始める準備に取り掛かっていくの。

ここまでの対談のポイント(前半)

  • 寺田勝人さんは、実家の宝石店での経験から中小企業の採用や人材定着の難しさを痛感し、人材領域への強い関心を抱きました。
  • 就職活動に全力で取り組んだ寺田さんは、いつしか就職活動を仕事にしたいと感じるようになり、「人材紹介」に着目するようになりました。
  • リクルート人材センターへの入社後は、独立を見据えながら、クライアントの新しいビジネスモデルを深く理解するよう努めていました。
  • ネット業界への人材紹介で頭角を現した寺田さんは、エグゼクティブ人材の紹介ネットベンチャーの執行役員を経験することで「人材紹介」への理解を深めて、独立を果たしました。

株式会社ニュースターの強み

株式会社ニュースターの強みを語る寺田勝人氏寺田さんの営む株式会社ニュースターは、EC・通販業界に特化した人材紹介を手がけていて、寺田さん自身、キャリアコンサルタントとして人材紹介の現場に立ち続けていらっしゃいます。「EC通販人材エージェント」という屋号を掲げ、大手求人プラットフォームに頼らず、自力で、求人する企業と求職者とを募ってきたといいます。

同社は、通販人材の中でも、化粧品、健康食品などの「単品リピート通販」にターゲットを絞って人材紹介を行うことで結果を残し、徐々に領域を拡大して来ました。今ではアパレル・雑貨といった幅広い商品を扱う通販サイト、ペット用品・ゴルフ用品といった特定のジャンルに特化した通販サイト、通信教育系商品を販売するECに至るまで、幅広い通販人材に携わっているのです。

サービスページ:EC通販人材エージェント|EC・通販業界に特化した転職サイト

ここでは、EC・通販を営む様々な業種の企業や人材と向き合って見出した、株式会社ニュースターの強みを見ていきます。

株式会社ニュースターが求職者や企業から選ばれる理由

代表/谷口翔太谷口

通販っていう業界に特化させて、人材紹介を行うっていうのは、もうそれだけで強みになりますよね。でも、そうはいっても、転職エージェントっていうサービスは世の中にたくさんあるわけで……。求職者は、どうして「EC通販人材エージェント」を選んでくれるんですか?WEB集客を提供してるCMSproからしたら、そこがとても興味深いです。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

えー、話したくないな、ノウハウが流出しちゃうからなー(笑)。僕のブランディング的にもなー。「あいつ、アホじゃないの?」って油断させといて、実はめっちゃやり手でした、みたいなのが理想だから。

代表/谷口翔太谷口

もちろん言える範囲で大丈夫です(笑)。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

話すけど、この記事のタイトル、「寺田勝人が語る!」って書かないでね。「寺田勝人が語りたくないけど無理やり聞き出された!」って書いてね。

談笑する谷口翔太氏と社員

司会/橋本司会

(笑)。分かりました(笑)。※タイトルは「寺田勝人氏に聞く!」になりました。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

じゃあしょうがないから話すけど、弊社が選ばれる理由はね、「求職者その人その人と向き合うために、アナログのコミュニケーションを大切にしている」ところにあると思うんだよ。

司会/橋本司会

アナログのコミュニケーション?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう。「EC通販人材エージェント」に登録してくれる求職者のほとんどは、既に、有名な大手求人サイトを見まくってるの。何人ものエージェントと話したりもしてて、それで何らかの不満を抱えているわけだよ。

代表/谷口翔太谷口

大手に対する不満か……。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

大手では、年収とか経歴とかのデータをほとんど機械的に処理していって、半自動でポイポイ求人を紹介していく。大手のサービスを使ってる求職者は、何百社も会社を紹介される。でも当然、最終的に行けるのは一社でしょ?何百社の中から自分に合う会社を見つけるなんて無理だよ。どうやって選ぶの?

代表/谷口翔太谷口

あーなるほど。エージェントがちゃんと”自分”のことを見た上で求人情報を提供してくれる、それが「アナログのコミュニケーション」ですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん。情報を大量に集めて大量に送るから、たしかに情報の充実度は高い。でも、この手法は必ずしも求職者のためになるとは限らない。業界をぐっと絞って、さらに、その人にあった求人をおすすめしてるからこそ、「話を聞いてみたい」と感じてくれるんだよね。

代表/谷口翔太谷口

会って話してみれば、その人に合いそうな企業ってのは分かるものなんですか? 結婚相談じゃないですけど、この人とこの人は合いそうみたいなフィーリングとか。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん。そこは、僕は人材紹介を長くやってるから、なんとなく分かっちゃうんだよ。会社にもそれぞれカラーがあるから、この人の性格ならこういうカラーの会社がいいだろうなとか。

代表/谷口翔太谷口

寺田さん自身が企業側とも深くコミュニケーションしてて、企業への理解もかなり深めてるじゃないですか。それも、一因ですよね?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そうだね。毎日毎日、人と会って話して、紹介してっていうのを続けてきてるから、その経験値だね。単純に、野球が好きとか、あの街が好きとか、同じ本が好きとか、そういうパーソナルな要素もヒントになるし、スキルをもっと追い求めたいだとか、逆にスキルがなくても活力に溢れているとか。もっと色々な要素があるわけなの。

代表/谷口翔太谷口

会って話すうちに、求職者との共通項が多いような企業が浮かび上がってくる?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そんな感じかな。で、こういう合う合わないの指標になる情報って、なかなかインターネットに出てないんだよ。平均残業時間とか、リモートで働けるとか書いている企業は増えたけど、どうしても会社ごとの働き方の違いは、ネットだけでは見分けづらい。

代表/谷口翔太谷口

寺田さんに相談すれば、入社した後で「ミスマッチだったな」ってがっかりすることもなさそうですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そういってもらえると嬉しいな。ほかにも、ほんとに色んな要素を見たうえで「人材紹介」を行ってるわけだけど、細かく言い出すとキリがないからね。この辺にしておくよ(笑)。

「アナログのコミュニケーション」はAI時代にこそ活きる

アナログのコミュニケーションについて語る寺田勝人氏
司会/橋本司会

大手求人エージェントやインターネット上の求人情報とは明確に異なる、「EC通販人材エージェント」の強みとして「アナログのコミュニケーション」を挙げてくださいました。これは、AI時代において、より重要なものになりそうですね

ゲスト/寺田勝人氏寺田

やっぱり、通販業界でもこの1年で相当AIの活用が進みつつあって、当然、人材業界でもその傾向はあって。だからさっき言ったように、求人情報を機械的に求職者に届けていくっていう手法がどんどん主流になると思う。だから、もっと直観的なことも含めて、「会って話して感じられること」に重きを置いた人材紹介の価値も高まっていくんじゃないかな

代表/谷口翔太谷口

CMSproも、お客さんとの生のコミュニケーションは大切にしたくて。HP制作をするときなんかには、実際に会って話してみないとお客さん特有の雰囲気だとかお客さんのデザインの好みの傾向とか、お客さんが普段やってる仕事内容だとかを、深く理解することはできないですから。寺田さんがさっき言ってたけど、ネット上の情報だけだと意外と調べられないことって多いですよね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そうだよね。

代表/谷口翔太谷口

社員同士も、お互いが助け合ったり高め合ったりするためには、必ずコミュニケーションを通じて深く理解する必要がある。CMSproは社員同士の交流を促すために、ランチ会を開いたり、今年は社員旅行に行ったりもする予定ですからね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

おー。今の時代、なかなか社員同士の交流も難しくなってきてるけど、いいじゃない。

司会/橋本司会

もちろん、全く強制参加じゃありませんし、かなり自由度が高いので、社員皆、楽しんで参加してます。

代表/谷口翔太谷口

とにかく、これからの時代は「アナログのコミュニケーション」が大切になってくることは間違いないと思います。

通販業界の人材紹介から見る、WEBマーケティングの将来性

ここからの対談は、今回のメイントピックである「AI時代に求められる人材」そして「WEBマーケティングの将来性」に関する内容に移っていきます。

前章でも触れられた「アナログのコミュニケーション」は、AI時代にも通用する強みになり得るものでした。対談は、これをさらに深掘りしていくことになったのです。

WEBマーケティング業界でこれから求められる人材とは?

司会/橋本司会

「アナログのコミュニケーション」が、求職者や求人を行う企業を募る”集客”において明確な強みになっていて、今後も通用する。そういうお話でしたが、通販業界やWEB業界で働きたい求職者自身にとって、今後も通用するスキルや強みってあるのでしょうか?ひいては、将来、通販業界やWEB業界では、どのような人材が求められるようになるとお思いですか?

今後求められる人材の特徴について語る寺田勝人氏
ゲスト/寺田勝人氏寺田

簡単にこれって答えを出せるわけではありませんが、1つ、答えは持ってる。でも、それを考えるには、一度通販業界のトレンドの変遷を知っておく必要がありますね。通販って一括りに行っても、例えば化粧品を売る場合と色んな雑貨をまとめて売る場合とで手法は異なるわけで。つまり通販の中の細かい職種ごとに異なるトレンドがあるんです。通販人材の紹介を続けてきた私自身、時代ごとのトレンドに合わせて、どんな人材が求められるのかの考え方は変わってきたと感じているんですよ。

司会/橋本司会

化粧品などのリピート通販に絞ったところから始め、段々と業種を変えて人材紹介を行ってきたという経緯を伺いました。でも、単に業種の幅を広げるというのだけでなく、その背景に、「トレンドの変遷に合わせる」という努力があったのですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう。リピート販売っていうのは、化粧品とか健康食品とかの販売で、定期購入を促すというようなビジネスモデルで、昔は「定期購入(3回縛り)でいくら」みたいな設定ができたの。これがコロナ前くらいの時期の流行。それで、次に、定期縛りに規制がかかるようになって、今度はアフィリエイターに依頼して広告を回す手法が増える。それがさらに過熱して、アフィリエイターの報酬の仕組みなんかもどんどん変わっていく。で、過激な広告を出すところも増え始めて規制され、失速していく。で、やっと、アフターコロナの時代になって、CRMが流行る。

代表/谷口翔太谷口

カスタマー・リレーションシップ・マーケティング。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そう。誤認を誘発させて新規顧客をどんどん増やすんじゃなくて、1回買ってくれた人との関係を大切にする。簡単に言えば、リピーターを増やすっていう考え方顧客満足度を高めて、何度も利用してもらいたいっていうのが今の時代の主流になった。

代表/谷口翔太谷口

確かにそうですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

しかもそこに、AIが入ってきて、AIが広告のデザインをできちゃったり、ライティングもできちゃったりする。CRMへの移行とAIの台頭っていうのが並行して起きているのが現在のこの業界だから、目まぐるしいトレンドの変遷が今も続いているわけだよ。

司会/橋本司会

なるほど。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

そんな中で、不変のものっていうか、昔も今も、そして将来も求められ続ける人材がいるとしたら、「ブランドマネージャー」としての役割を果たせる人物だね。例えば、アフィリエイターを束ねて広告運用を管理していた経歴を持つ人材なんかが当てはまる。大事なのは、商品とかブランドについて考える力があって、全体をディレクションできる人物なんだよ。

代表/谷口翔太谷口

広告そのものを作ること自体はAIもできてしまうから、そういうのを統括する人が求められるんですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん。ブランドの方向性を統一して、まとめられる能力のある人は、将来性のある人材だと言えるね。そういう人材は、マーケティングに関わる業種、特に、通販業界・広告業界を含めたWEBマーケティング業界において、ずっと求められ続けるだろうね。

寺田氏が考える将来性のあるWEBマーケティングの手法

司会/橋本司会

ここまで、「アナログのコミュニケーション」と「ブランドの方向性を統括する力」の2つが、AI時代にこそ求められる人間の強みとして挙がりました。これらを踏まえると、WEBマーケティングもまだまだ将来性のある業界であるようにも感じたのですが、いかがでしょうか?

ゲスト/寺田勝人氏寺田

WEBマーケティングの将来性か。WEBマーケティングそのものを手がけてるCMSproさんの方が理解してるんじゃない?

代表/谷口翔太谷口

まあ、そうですね。もちろん、AIを活用していくことは必要だし、AIによってWEBマーケティングのあり方は確実に変わっていっている。でも、変わらず人間に求められることもあるから、人間がWEBマーケティングに取り組み続ける意義は消えないと思います。そういう意味で、将来性のある業界と考えられる。

将来性のあるWEBマーケティングの手法について語る谷口翔太氏と社員
ゲスト/寺田勝人氏寺田

WEBマーケティングの一つ一つの作業は、必ずしも人力に頼る必要がなくなって、むしろ多様な手法が生まれてるよね。僕も、「EC通販人材エージェント」の集客は全部、WEBを使って集客してる。WEBマーケティングだけで年間100社以上から受注できてるし、求職者も年間200人くらいとか集められてる。で、自分ひとりでWEBマーケティングを完結させられるように、最近はAIを活用してる。例えば、毎日1本、コラム記事を生成して更新してる。

代表/谷口翔太谷口

すごいですね。たしかに、AI活用によってむしろ、新しいWEBマーケティングの施策が生まれることもあると思います。でも、将来性のあるWEBマーケティングの手法としては、むしろ、AIには作れないコンテンツ作りに注目してる。今まさにやってる対談記事もそうですけど、人と人が関わって初めて生まれてくる一次情報を大切にした独自コンテンツは必ず評価されると思ってます。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

人と人との「アナログのコミュニケーション」が、WEBマーケティングにおいても強みになるんだ?

代表/谷口翔太谷口

そう考えてます。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

確かに、AIにコラム記事を書かせる時も、求職者がほんとに知りたいような情報は、自分で加えてる。その方がユーザーの役に立つものができるのは間違いない。

代表/谷口翔太谷口

いいですよね。AIも活用しつつ、こういうアナログな経験を反映させるっていう。

ここまでの対談のポイント(後半)

  • 通販業界において、顧客獲得のトレンドは過激な広告からCRMへ移行しており、顧客との長期的な信頼関係を構築する視点がより重要になる。
  • 広告制作等の実作業はAIが代替していくため、今後はブランド全体の方向性を統括する「ブランドマネージャー」が求められる。
  • AIによる情報の機械的な自動処理が進むからこそ、対面での深い理解など「アナログなコミュニケーション」が、人材紹介でも、WEBマーケティングでも、強く求められるようになる。
  • AIで効率化を図りつつ、対談や実体験に基づく「人間にしか生み出せない一次情報のコンテンツ化」が今後のWEB集客の鍵になる。

メッセージ|将来、WEBマーケティング業界および通販業界で活躍する人へ

読者へのメッセージを伝える寺田勝人氏

司会/橋本司会

最後に、将来、WEBマーケティング業界および通販業界で活躍する人に向けて、メッセージをいただきたいです。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

これから活躍する人たちに向けて言いたいのは、「健康第一」ってことですよ。「健康があってのキャリアだ」ってことを忘れてはいけないと伝えたいです。

司会/橋本司会

今日も水泳に行っていらっしゃったくらいですからね(笑)。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

うん。あと、パーソナルトレーニングも。プリズナートレーニングっていう本を読んで、トレーニングに情熱を注いでますね。

代表/谷口翔太谷口

(笑)。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

僕に相談に来る相談者とかもそうだけど、現代では、健康じゃない人がいっぱいいるんだよ。健康っていうのは、もちろん身体もそうだけど、心も。心を病んでいる訳じゃなくても、何か納得できないことがあって、今の職場にモヤモヤしている人が頼ってくれるんだよ。そういう、すっきりした心で働けていない人も実は「健康じゃない人」なんだよ

司会/橋本司会

それは面白い考え方ですね。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

例えば、年収1000万円以上もらっていて、私生活も安定していて、趣味もあって、っていう人でも、「今の仕事に慣れているだけでちょっと環境が変われば自分なんて役に立たない」みたいな考え方をする人がいる。自分の実力に自信がないんだよ。世の中にはほんとに色んな人がいますけど、皆、健康になってほしい。そう思って僕は、人材紹介をやっています。

代表/谷口翔太谷口

すごい。社員を雇う人間としても、とても参考になります。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

健康第一、これは忘れずにね。

司会/橋本司会

ありがとうございます。寺田さんらしいお言葉、大変、感銘を受けました。

代表/谷口翔太谷口

今日はどうも、ありがとうございました。

ゲスト/寺田勝人氏寺田

ありがとうございました。

寺田 勝人

ゲスト・監修寺田 勝人株式会社ニュースター 代表取締役社長

同志社大学法学部を卒業後、新卒でリクルート人材センター(現・リクルートエージェント)に入社。ITベンチャー企業向けの人材紹介やエグゼクティブサーチに約8年間従事する。2006年、クライアント企業であった「夢の創造委員会」(現・出前館)へ転身し、東京支社長・営業担当執行役員・メディア事業責任者を歴任、執行役員として上場を経験した。

2010年に独立し、株式会社ニュースターを創業。2013年に通販専門広告代理店ファインドスターの出資を受けたことを機に、2014年より通販・EC業界に特化した人材紹介事業「EC通販人材エージェント」へ本格転換する。実家の宝石店を手伝う中で感じた中小企業の採用の悩みを原点に、「人と人との直接のコミュニケーション」を軸にしたアナログのマッチングを追及。現在も自らキャリアコンサルタントとして現場に立ち続けている。

会社名 株式会社ニュースター
代表取締役社長 寺田 勝人
設立 2010年2月
本社所在地 ​東京都千代田区神田鍛冶町3丁目7番21 天翔神田駅前ビル
事業内容 人材紹介業
ホームページ https://newstar.jp/
先着毎月5社限定 WEB集客でお悩みのかたへ 無料相談会実施中

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