「ホームページが集客に効果的なのはわかっているけど、うちはITの知識や技術がないから」とあきらめていませんか?今回はホームページを使った集客に興味がある方、実際に作ってみたはいいもののなかなか成果が得られなくてお悩みの方必見。ホームページを使ったネット集客のコツを7つご紹介します。
この記事を読めば、ホームページをどのように作っていったらいいのか?が見えてくるはずです。ぜひ、参考にして集客アップを目指しましょう。
目次
ホームページを使ってWEB集客するのは難しい?
ホームページを使ったWEB集客は正直なところ簡単なことではありません。しかし、「ITに詳しくないから・専門の会社じゃないから無理」というわけでもないのです。
キックボクシングジムを営む弊社のお客様は、WEB集客対策をご自身で行い、ホームページ開設後たったの2ヶ月で問合せが殺到、予約枠が常にいっぱいの状況になるほどの成功に繋がっています。
地域の紙広告や生活情報サイトから集客をしていたかつら専門のヘアサロン様は、地道にお客様の声ページを更新するなどご自身でできるWEB集客対策を実施。その結果、自社のWEBサイトからの集客に成功し、以前まで行っていた広告は不要になりました。
いずれもいわゆる中小企業様で、ITからは比較的遠いとされている業界の事例ですが、やり方次第ではどなたでもホームページからの集客は可能です。この記事ではそのために必要な知識と考え方、ノウハウをお伝えします。
ホームページのWEB集客で重要な3つのポイント
WEB集客には「アクセス数×問合わせ率=問合わせ数」という前提があります。サイトへの訪問者を増やし、かつ問合わせしたくなる工夫を凝らすことで、先ほどご紹介したような爆発的な成果を得られるようになるのです。
この考え方をベースにした上で、ホームページを使ったWEB集客で重要となる3つのポイントを見ていきましょう。
ホームページのWEB集客で重要な3つのポイント
① 競争力のあるホームページを作る |
② WEBサイトへのアクセスを集める対策を行う |
③ 集客力・集客精度を高める(PDCAサイクルを回す) |
競争力のあるホームページを作る
ビジネスを行う上では独自の商品・サービスを創る、他社にはない強みを打ち出す、いわゆる競争力を高める戦略が重要になってきます。WEB集客でも全く同じことがいえます。
まずは競合に負けないようなホームページを作成することが大切です。情報量が豊富である、更新頻度が高い、他のサイトにはないユニークな情報が掲載されている、見た目が美しいといった強みをもつことで、ホームページに多くの人が集まりやすくなります。
WEBサイトへのアクセスを集める対策を行う
WEB集客で重要なのはホームページへのアクセスを集めることです。いくら問合わせ率を高める努力をしても、アクセスがないことにははじまりません。逆にいえば、問合わせ率が低い状態であるとしても、とにかく母数であるアクセスさえ集めれば、ある程度問合わせを獲得することは可能です。
検索順位を高めるSEO対策を行う、SNSで情報を発信する、検索結果画面やWEBサイト、SNSなどに広告を出稿する、ポータルサイトに掲載してもらうなど、アクセスを集める手法は多岐に渡ります。まずはこれらを実践してアクセス数を集めていきましょう。
集客力・集客精度を高める(PDCAサイクルを回す)
アクセスがある程度集まってきたら新しい課題が見つかります。「アクセス数の割に問合わせが少ない」「問合わせは多いものの購買につながらない」など、企業によってさまざまです。
こうした課題をクリアして集客力・集客精度を高めていくことで、ホームページがかけがえのない集客販路に成長します。WEB集客に成功している会社は例外なくアクセス数も多くかつ問合わせ率も高いという状態になっているのです。
課題はチャンスでもあります。乗り越えるのは大変ですが、「どんどん問合わせが来る」「営業しなくても売上や利益が得られる」という明るい未来を想像すると、きっと課題に挑戦することすら楽しくなってくるはずです。
集客力のあるホームページやっている7つの秘訣
私たちはプロとして数多くの企業様のWEB集客をサポートさせていただきました。業種や業態は違えど、ホームページによる集客に成功されている企業様には「7つの秘訣」を実践されているという共通点があります。
以下をホームページに反映させれば、どんな業種・業態でもWEB集客に成功する確率が格段に上がりますので、ぜひ実行してみてください。
集客力のあるホームページやっている7つの秘訣
① ターゲットをはっきりさせ、ニーズを言語化する |
② 自社と競合との差別化ポイントを明確にする |
③ 顧客に与えられるベネフィット(利益)を洗い出す |
④ カスタマージャーニーを考える |
⑤ 集客ハードルを下げる仕掛けを考える |
⑥ ページ設計をする |
⑦ 制作する |
ターゲットをはっきりさせ、ニーズを言語化する
まずは「誰に向けて情報を発信するのか?」というターゲットを明確に設定しましょう。ターゲットを絞ることで、より見込み客に刺さりやすいサイトのデザインやメッセージを作り出すことができます。同時にターゲットがもつニーズ・悩みについても言語化しましょう。それができれば、より効果的な訴求方法がわかり、「こんなお悩みありませんか?」というようにターゲットに寄り添ったコピーを作れるようになります。
自社と競合との差別化ポイントを明確にする
前述のとおり、ビジネスを行う上でもWEB集客を行う上でも、競合との差別化は非常に重要となってきます。まずは競合と比較して自社の商品やサービスの強みを再度洗い出してみましょう。また、競合のホームページをしっかりと調査して、他社にはない切り口で自社の強みを訴求することで、問合わせや購買につながる可能性が高まります。
顧客に与えられるベネフィット(利益)を洗い出す
ただ単に「自社の強みは●●です」「こんな特徴があります」と訴求するだけではどうしても弱くなってしまいます。大切なのは商品やサービスを活用することで顧客が得られるベネフィットを訴求することです。「こうした強みがあります→だからお客様はこのような利益が得られます」という論理的な説明がホームページ上でなされていれば、やはり問合わせや購買につながりやすくなります。
カスタマージャーニーを考える
カスタマージャーニーとは顧客が商品やサービスを知り、それを購買するまでの道のりのことです。たとえば顧客がネットで商品を購入する場合、興味関心をもつ、情報収集を行う、比較検討をする、購入する、リピートするという流れがあります。こうしたカスタマージャーニーを想定して、よりお客様が購買に至りやすいようなホームページの構成やコンテンツを設計することが大切です。
集客ハードルを下げる仕掛けを考える
顧客はさまざまなハードルを乗り越えてようやく商品・サービスの購入に至ります。高額になればなるほど、心理的なハードルは高くなるものです。ホームページ上でいきなり購入や問合わせをさせるのか?まずはセミナーや資料請求にするのか?といったゴールを適切に設定することが大切です。また、キャンペーンやセールなど、ユーザーが最後に背中を押されてアクションを起こすきっかけを設けるのも有効といえます。
ページ設計をする
以上のことが固まったら、ホームページの構成や動線を設計しましょう。カスタマージャーニーをもとにTOPページから各ページ(業務内容や商品・サービスの紹介ページ、事例紹介、問合わせページなど)に役割をもたせ、最終的にCV(申込みや問合わせ、購買などのアクション)につながる動線を設計しましょう。
制作する
ページ設計が定まったら、いよいよホームページの制作に移ります。CVに至るかどうかはサイトの動線はもちろん、デザインやキャッチコピー、写真など、さまざまな要素が関わってきます。今回は具体的な説明は省きますが、「どうしたらターゲットに刺さるのか?」「どうしたら自社の強みが伝わるのか?」「ベネフィットを感じてもらうためにはどう訴求したらいいのか?」を考えて作り込んで改善してくことで、集客力が高いホームページができあがります。
【最重要】アクセス対策をセットで考えることは必須!
繰り返しになりますが、WEB集客でもっとも重要なのはアクセスを集めることです。アクセスが増えれば、WEB集客は半ば成功したといっても過言ではありません。最後に、ホームページのアクセス対策を行う上で重要な考え方をご紹介します。
アクセスがなければ顧客がいないのと同じ
たとえば、いくら内装がおしゃれでおいしい食事を提供できる飲食店であっても、お客様に来ていただかなければはじまりません。1日の来客数が0人であれば売上も0円です。
ホームページも同じで、いくら頑張って作ったとしてもアクセスがなければCVを獲得できません。残酷なようですが、アクセス数が0のホームページは見込み客にとっては存在しないのと同義です。また、アクセスがなければデータを集めることすらできないので、改善のしようもありません。
ですから、まずはとにかくホームページへアクセスを集めることに注力しましょう。
ホームページは高い確率で改善する
ホームページは作って終わりではありません。どれだけ一生懸命作り込んでそのときは100%の出来だと思っても、運用段階でアクセスがある程度集まってきたら、必ず改善点が見つかるものです。データを分析して改善するというサイクルを回すことで、はじめて集客効果が得られるようになります。また、社会情勢やトレンド、あるいは自社の状況の変化に応じて内容を変えていく必要性も出てくるはずです。
そのため、制作時点で予算を使い切るということは絶対にしてはいけません。その後の運用や改善も踏まえた予算計画を立てましょう。
アクセス対策手法は様々な種類がある
アクセスを集める方法には自社サイトを検索エンジンの検索結果画面の上位に表示させるSEO対策、Googleマップの上位表示を目指すMEO、検索結果画面上にテキスト広告を表示させるリスティング広告、WEBサイトに設けられた広告枠に広告を表示させるディスプレイ広告、FacebookやInstagramなどのSNS上に広告を表示させるSNS広告など非常に多岐に渡ります。
また、SNSやYouTubeを活用した情報発信、ポータルサイトへの掲載、アフィリエイト、プレスリリース、インフルエンサーマーケティングといった手法でもアクセスを集めることが可能です。
ただし、自社に合った方法を選ばないとアクセスは集められてもなかなかCVにはつながりません。各々の手法の特徴や選び方については、『WEB集客とは?10の施策からリアルな成功事例など秘匿情報まで網羅解説』でご紹介しています。
また、特にアクセスを集めるための基本的な施策となるサイト制作やSEO対策、広告運用については多くの企業が実践しており競争も激しいです。それ故に高度な専門知識・スキルが必要であり、労力もかかるため、外部への委託も検討されることをおすすめします。『WEB集客サービスのおすすめ3選!サイト制作・SEO対策・広告運用会社を選ぶコツ』ではWEB集客サービスを利用するメリットや費用相場、委託先を選ぶポイントについてご説明しています。
まとめ
ホームページを使ったWEB集客はセオリーに則って行えば驚異的な成果が得られる可能性を秘めていますが、そこまでたどり着くのが大変です。ホームページを作るだけではダメで、その後に分析して改善を繰り返すというPDCAサイクルを回すことが必須となります。競合も多くなってきており、検索エンジンの評価基準も日進月歩で変化しているため、以前よりもWEB集客の難易度が上がっているのも事実です。
WEB集客に成功したい、ポイントはわかったけど具体的にどうしたらいいかわからない……そんなお悩みをお持ちでしたら、CMSproの無料相談会をご利用ください。WEB集客のプロが、貴社の現状を分析して適切な方向性をご提案します。

監修者谷口 翔太リンヤ株式会社 代表取締役
2007年「リンヤ株式会社」を創業。WEBマーケティング歴16年。草創期より一貫してWEBマーケティング の専門家として、多くの企業の収益向上に貢献。これまでに手がけた企業は2902社。豊富な経験を活かし、SEO対策を中心とした効果的なWEB施策により集客最大化を図る。HP制作から運用まで顧客企業をトータルでサポートしている。