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【比較一覧表付き】WEB集客の種類を体系的に解説

2024年12月26日(木) 最終更新日:2025年01月14日(火)

WEB集客の種類解説付き一覧表あり これを見れば集客にはどんなものがあるかすべてわかります。

WEB集客には非常に多くの手法があります。それぞれの特性を把握した上で自社に適切なものを選ぶことこそが、成功の第一歩です

この記事では「どのようにWEB集客をしたらいいかわからない」「どの手法を取り入れればいいのか悩んでいる」という経営者様やご担当者様向けに、WEB集客のすべての手法の特徴やメリット・デメリット、かかるコストについて徹底的に解説。WEB集客手法を選ぶ際のバイブルになるようなコンテンツとなっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

WEB集客とは?

WEB集客とはその名のとおりWEB(インターネット)を活用した集客の総称です。検索エンジンやSNS、広告など、さまざまな媒体を用いて見込み客を自社のホームページに誘導し、お問い合わせや資料請求、購買などの行動(CV:コンバージョン)につなげます。

この記事を見られているということは、おそらくWEB集客の方法や外注先をネットで調べられているのではないでしょうか?このように今やインターネットを使って情報収集をするのが当たり前の時代。WEB集客は従来の営業活動やチラシ、誌面広告、看板、CMと同等かそれ以上に重要性が高まっており、もはや企業にとっては必須事項といえます

WEB集客の種類

WEB集客には実にさまざまな種類があり、大きく「検索エンジン」「SNS」「外部サイト」「直接」という4種類に分けられます。そしてさらにその中でもさまざまな種類があり、その数は10種類以上にも及びます。まずは4つの大まかな区分について、どのようなものなのかを知っておきましょう。これを把握することで、それぞれの手法の特性がわかってきます。

検索エンジン

検索エンジンとはGoogleやYahoo!などの情報を検索するサイトのことを指します。特定のキーワードを入力することで、それに合わせたサイトや画像、動画などが表示されます。

この検索エンジンに自社のホームページが表示されることで、情報を検索している人がアクセスしてくれるようになります。上位に表示されればされるほど、多くのユーザーがサイトを訪れてくれ、CVにつながるのです

SNS

インターネット上で企業や個人が手軽に情報を発信できるSNSもWEBでは定番かつ重要な集客手法です。上記の検索エンジンは情報収集が主な手段です。一方、SNSはフォローした企業や個人の投稿の閲覧を目的としたユーザーが多いという特性があります。

そのため、見込み客に継続的に情報を発信でき、ファンになってもらえるというのが大きな強みです。また、文章の他にも画像や動画を使って視覚的にアピールするのにも長けています。

外部サイト

外部サイトとは外部のサイトから自社のホームページにユーザーを誘導する手法です。ニュースサイトやエンタメサイトなどのWEBメディア、個人のホームページやブログなどからリンクを貼ってもらう、もしくは広告を掲載してもらうことで、そのサイトのユーザーを自社サイトに呼び込むことができます。

特に大手のWEBメディアは非常にアクセスが多く、これに広告やリンクを掲載してもらえば、自社のサイトにも多くの見込み客が訪れてくれる可能性が高いです

直接

検索エンジンやSNS、外部サイトなどの媒体に頼らず、直接見込み客に働きかけて自社サイトに来てもらう方法です。「ダイレクトマーケティング」と呼ばれることもあります。

直接自社ホームページにユーザーを呼び込む方法としてはメルマガやセミナー、イベントなどの方法があります。すでにある程度商品やサービスに関心がある人が集まっているため、非常に確度が高い集客手法といえます

WEB集客手法とそれぞれの特徴

ここからはそれぞれのWEB集客手法の特徴とメリット・デメリット、さらに各媒体の特徴についてご紹介します。ぜひそれぞれ比較して自社に適した手法を考えてみましょう。

検索エンジン

①SEO

概要

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、検索エンジンの検索結果画面の上位に自社のホームページが表示されるようにするための施策の総称です。たとえばサイトを見やすい・使いやすい構成にリニューアルする、日々更新をする、ユーザーに有益なコンテンツを定期的に追加するなどの施策を行うことで、検索エンジンからの評価が高くなり、検索結果画面の上位に表示されやすくなります。

メリット

自社ホームページが上位表示されれば、多くの検索ユーザーが安定的にアクセスしてくれるようになるのとユーザーに信頼感を与えることができるため、CVも安定的に獲得しやすくなります

また、後述するリスティング広告を使って検索結果画面に自社サイトを表示させることもできますが、広告費が必要です。SEOであれば広告費をかけることなく集客し続けることができます

デメリット

SEOは手間と時間がかかるのがデメリットといえます。常にコンテンツを追加したりサイト構成を見直したりといった施策を行わなければならず、成果が出るまでに半年~数年間もの時間がかかります

また、SEOは正しくデータを分析して施策を行わないとなかなか結果が出ません。専門的な知識とスキルが求められ、人材を育成するか外部の力を頼る必要があります。

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

10~50万円程度

10~25万円程度(人件費。5日稼働を想定)

②MEO(Googleビジネスプロフィール)

概要

MEO(Search Engine Optimization:マップエンジン最適化)とは、Googleマップに自社を表示されやすくするための施策の総称です。Googleマップにお店や事務所など施設を表示させるためには「Googleビジネスプロフィール」に登録する必要があります。

施設の名称や住所、営業時間、概要、写真などを投稿することでGoogleマップに表示されやすくなり、ユーザーに注目されやすくなります。

メリット

MEOを強化すればスマホやパソコンなどで施設を探している人を自社に誘導することが可能です。そのため、特に飲食店や小売店、サロンやジムなどの店舗ビジネス、弁護士や司法書士、税理士などの士業事務所などをされている方には適した手法といえます。

また、Googleマップには画像や動画をアップロードできる、口コミが表示されるため、お店や会社の雰囲気が伝わりやすく、見込み客からの信頼感が高まるというのも利点です

デメリット

施設をGoogleマップで表示させても必ずしも成果が出るとは限らないという点には注意が必要です。特にお店や事務所が郊外にある場合は表示される回数も少ないため、MEOよりもSEOなどに力を入れたほうが来場につながる可能性もあります。

また、前述のとおり良い口コミが増えれば施設の信頼アップにつながりますが、悪い口コミが増えてしまうと逆に信頼性が失われてしまう場合もあります。常に商品やサービスの質向上に努め、万が一炎上してしまった時の対策も考えておきましょう。

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

1万~3万円程度

6万~15円程度(人件費。3日程度稼働を想定)

③リスティング広告

概要

リスティング広告とは検索結果画面上に表示させる広告のことです。GoogleやYahoo!で検索すると「広告」と記載された検索結果が表示されることがありますが、これがリスティング広告です。

指定したキーワードに対して広告を表示させることで、情報を検索しているユーザーを自社ホームページに誘導することができます。「クリック単価制」が導入されており、ユーザーが広告を表示した際にはじめて広告費がかかる仕組みです。

メリット

リスティング広告の強みは即効性があることです。前述のとおりSEOは効果が現れるまで半年~1年以上もの時間がかかります。リスティング広告は出稿したその日から検索結果画面の最上位に表示させることもでき、すぐにアクセスを集めることが可能です

また、少額からはじめられるのもリスティング広告の魅力といえます。表示される分には費用はかからず、1クリックあたり数十円~数百円でアクセスを集められます

デメリット

リスティング広告のデメリットは設定が複雑であることが挙げられます。専用の管理画面やツールを使ってキーワードを指定し広告を入稿する必要があり、ある程度専門的な知識とスキルが求められます

また、キーワードによっては費用が高額になってしまうケースもあります。リスティング広告ではキーワードごとにオークションが行われ、出稿している競合が多ければ多いほどクリック単価が上がってしまい、需要が高いキーワードだと1クリックあたり1,000円以上かかる場合もあります。

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

広告費:3~30万円程度
初期費用:10万~30万円程度
手数料:広告費の15~25%程度

広告費:3~30万円程度
人件費:10~25万円程度(5日稼働を想定)

④ショッピング広告

概要

Googleには「ショッピング」という枠があり、検索したキーワードに関連した商品が表示されます。ショッピング広告とはこのショッピング枠に自社の商品を表示させる広告です。

商品の写真と商品名、価格、ショップ名、説明文を表示させることができ、自社のサイトにユーザーを誘導することができます。

メリット

ショッピング広告は商品を探している購買意欲が高い人にアプローチでき、ECサイトや通販サイトの商品ページに直接誘導することができるため、購買率が非常に高いです。商品の写真と商品名が大きく表示されるので、ビジュアルで訴求できるのもショッピング広告の大きな強みといえます。

デメリット

ショッピング広告の難点は用途が限定されることです。ECや通販に特化した広告であるため、サービスを販売するビジネスモデルあるいは資料請求や見積もりなど購買以外のCVの獲得を目的とするケースでは活用が難しいです

また、ショッピング広告は商品名や説明文の内容をもとに出稿キーワードが自動的に決められる仕組みであり、広告主が指定することができません。さまざまなユーザーにアプローチできるチャンスがある一方で、購買欲が低いユーザーまでもを集めてしまい広告費が無駄にかかってしまうケースもあり得ます

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

広告費:3万~30万円程度
初期費用:10万~30万円程度
手数料:広告費の15~25%程度

広告費:3万~30万円程度
人件費:10万~25万円程度(5日稼働を想定)

SNS

⑤SNSアカウント運用

概要

SNSとはWEB上で文章や写真、動画などを投稿して情報を共有するためのプラットフォームです。従来のWEBサイトは一方通行での情報発信となりますが、SNSでは情報を双方向で発信でき、ユーザー同士の交流が深められるのが大きな特徴です。友人や知り合いなどをフォローすると、そのフォローした人の投稿がタイムライン上に表示されます。

近年ではこうしたSNSを使って情報を発信する、顧客とコミュニケーションをとる企業も増えてきました。

メリット

SNS運用のメリットはWEBサイトとは異なるユーザー層にアプローチできる点です。商品を探しているわけではないけど情報を収集している、ニーズが明確になっていない顕在層に有効な手法といえます

また、拡散性が高いのもSNSの強みです。面白い・有益だと思った情報はどんどんユーザーによって拡散され、いわゆる「バズる」という現象が起きれば、一気に会社や商品・サービスの認知度がアップします

デメリット

SNSのデメリットは集客の仕方に工夫が必要であるという点です。前述のとおりSNSは友人や好きな人・企業の投稿を楽しみ、交流を深めたいというユーザーが利用しています。宣伝目的の投稿は忌避される傾向があるため、売り込むと言うよりはまずはファンを獲得するよう心がけましょう

また、SNSは拡散性が高いというメリットがありますが、これが怖い点でもあります。不適切な投稿や不祥事を起こしてしまった場合、SNSに批難が集中する、いわゆる「炎上」という現象が起こるリスクもあります。他人を不快にする・傷つけるような投稿、社会倫理に反するような投稿をしないよう心がけましょう。

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

5万~30万円

10~25万円(人件費。5日稼働を想定)

⑤-1.X

X(旧:Twitter)は140文字の文章と画像、動画が投稿できるSNSプラットフォームです。老若男女幅広いユーザーが利用しており、非常に拡散力が高いのが特徴です。個人がポスト(投稿)するほか、企業や団体が公式アカウントを作成して最新情報を発信するためのツールとして使われているケースも多いです。

⑤-2.Instagram

Instagramは写真や動画をメインとしたSNSです。比較的若い女性のユーザーが多い傾向があります。お店やオフィスの雰囲気やサービスを提供している風景を伝えたい、商品のデザインを魅せたいというケースに向いています。

⑤-3.Tiktok

TikTokはスマホで撮った短い動画を投稿できるSNSプラットフォームです。ダンス動画やコントのような笑える動画が多く投稿されており、人気を博しています。特に10代、20代の学生がユーザー層の中心です。そのため、ユニークな動画を投稿して会社に興味をもってもらう、採用活動の一環としてTikTokを活用している事例も多いです。

⑤-4.Facebook

FacebookはWEB上で人と人とが交流できるSNSプラットフォームです。日本では少し下火になってきたものの、世界最大級のプラットフォームであり、特に30代以降のユーザーが多い傾向です。実名登録が基本であるため、信頼性が求められるビジネスモデルの集客に適しているといえます。

⑤-5.LINE

普段私たちが連絡手段としているLINEもSNSの一種です。チャット形式で特定の人や集団に情報を発信することができます。集客においては特に見込み客に対して有効で、公式LINEアカウントに登録して新商品やイベント、キャンペーンの情報を告知するといった使い方ができます。

⑤-6.YouTube

YouTubeは世界最大級の動画共有サイトです。InstagramやTikTokで投稿されているような短尺の動画からテレビ番組のような長尺動画、ライブ配信まで、ありとあらゆる動画コンテンツを観ることができます。商品やサービスのアピール、情報やノウハウの発信、採用活動まで、さまざまな使い方ができます。

⑥SNS広告

概要

SNSとは上記のようなSNSプラットフォーム上に表示させる広告のことです。SNSのタイムライン(投稿が表示される画面)やおすすめのアカウントなどに自社の広告が表示され、そこから自社サイトにユーザーを誘導したりSNSアカウントのフォローを促したりすることができます。

SNS広告は広告を表示させるユーザーの年齢層や性別、住んでいる地域などをターゲティングして配信することが可能です。

メリット

SNS広告のメリットは違和感なくユーザーをサイトに誘導したりフォローを促したりできる点です。他の投稿に溶け込むような形で表示されるため、「広告らしさ」を感じさせず、自然な形で会社や商品・サービスをアピールすることができます。

また、ニーズが顕在化していない層にもアプローチしやすいというのも強みです。特定の商品やサービスを求めているわけではないけど必要性は感じている。「こんなものがあったらいいな」と思っているような潜在層の需要を掘り起こすことも可能です

デメリット

デメリットとしてはユーザーに不快感を与えてしまいかねないという点です。ユーザーはフォローしている人のコンテンツや投稿された動画を楽しみにSNSを利用しています。投稿やコンテンツに割り込む形で頻繁に広告が表示されることで、「しつこい」「邪魔」という印象を与えかねません

また、SNS運用と同様に炎上リスクがあることにも注意が必要です。やはり他人に不快感を与えない、倫理に反したような広告を配信しないよう心がけましょう

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

広告費:3万~30万円程度
初期費用:10万~30万円程度
手数料:広告費の15~25%程度

広告費:3万~30万円程度
人件費:10~25万円程度(5日稼働を想定)

⑥-1.X広告

X広告とはXのタイムライン上に表示させる広告です。特定の投稿を表示させるプロモ広告、商品の画像や説明文を表示させるダイナミック商品広告、複数の写真を並べて表示させられるコレクション広告、画面の上位に広告を表示させるXテイクオーバーなどの種類があります。

⑥-2.Instagram広告

Instagram広告とはInstagram上に表示される広告のことです。フィードで他の投稿の間に入り込むように自社の投稿を表示させることができます。写真を表示させるタイプ、動画を表示させるタイプ、コンテンツを複数表示させるカルーセル、複数の画像や動画をハイライトのように表示させるストーリーズ広告などの種類があります。

⑥-3.Tiktok広告

TikTok上で動画広告を出稿できるサービスです。特に若年層へのブランド認知度を高め、新しい顧客層を開拓できます。自社オリジナルのハッシュタグチャレンジを作成し、ユーザー参加型の広告展開も可能です。

⑥-4.facebook広告

世界最大級のSNSであるFacebook上に広告を出稿できるサービスです。Facebookに蓄積された膨大なユーザーデータをもとに、年齢、性別、興味関心など、非常に細かいターゲティングが可能です。これにより、自社の商品やサービスに関心の高いユーザーにピンポイントで広告を届けることができます。ターゲットを絞って広告配信できるため、費用対効果が高いと言われています

⑥-5.LINE広告

日本国内で最も利用されているメッセージアプリ「LINE」上で広告を配信できるサービスです。LINEは圧倒的にユーザー数が多く、幅広いターゲットにメッセージを届けることができます。公式アカウントへの友だち追加やトークへの誘導など、LINEならではの機能を活用した広告配信が可能となっています。

⑥-6.Youtube広告

YouTube上で動画広告やバナー広告が表示できる広告です。動画は静止画よりも視覚的に訴求力が高く、ユーザーの興味を引きつけやすいです。スキップ可能な動画広告、スキップ不可の動画広告、バナー広告など、さまざまな形式の広告に対応しています。YouTubeの動画視聴時間は他のSNSと比較して長いため、より深くブランドメッセージを伝えることができます。

外部サイト

⑦ディスプレイ広告

概要

ディスプレイ広告とはニュースサイトやWEBメディア、個人のホームページやブログなどのWEBサイト上に表示される広告です。サイトの側面や下部、コンテンツ中に設けられた広告枠の中にテキストや画像、動画、あるいはそれらが組み合わされた広告が表示されます。

SNS広告と同様、ユーザーの年齢や性別、居住地などを絞って配信できるほか、興味関心や過去に検索したキーワード、広告の配信先など、さまざまなターゲティングが可能です。

メリット

特にニュースサイトや著名なWEBメディアは非常に多くのユーザーが閲覧しています。そうしたサイトの広告枠に広告を出稿することで、自社ホームページのアクセスとCVが大幅にアップする可能性があります

また、ディスプレイ広告はリスティング広告と同様クリック課金となりますので、クリックされてはじめて広告費が発生します。クリック単価は数円~数十円で比較的安価にはじめることが可能です

デメリット

リスティング広告は情報収集をしているユーザーに対して広告を配信しますが、ディスプレイ広告は潜在層に対してもアプローチがしやすいです。しかし、その分CV率が低くなる傾向があります

また、ディスプレイ広告は非常に幅広いサイトに配信されるため、しっかりターゲティングを設定しておかないと興味関心がない人のクリックまで誘発して費用対効果が低くなってしまうケースがあります

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

広告費:2万~20万円
初期費用:10万~30万円
手数料:広告費の15~25%

広告費:2万~20万円
人件費:10万~25万円程度(5日稼働を想定)

⑧リマーケティング広告&リターゲティング広告

概要

リマーケティング広告(リターゲティング広告)とは、一度サイトを訪れた人に対して広告を配信する手法です。「リマーケティング広告(リターゲティング広告)」という媒体があるのではなく、上記のディスプレイ広告やSNS広告の配信方式の一種といえます。

ディスプレイ広告を例にすると、一度自社のホームページを訪れた人が、他のサイトに遷移した場合、あるいは時間が経ってニュースサイトやWEBメディアを見た際に広告が表示され、再度自社のホームページに誘導できるという仕組みです。

メリット

一度ホームページを訪れたということは、多かれ少なかれ商品やサービスに関心がある可能性があります。なかには購買や申込みなどの行動を起こそうと思ったけど考え直すために一旦離脱したというケースも考えられます。そうした確度が高いユーザーを再度サイトに呼び戻すことができるため、CVしてくれる可能性が高い手法といえます

また、一度CVしたユーザーでも再度サイトに誘導することができるため、新規顧客だけでなくリピーターの獲得にも有効な手段です

デメリット

デメリットとしてはユーザーにネガティブな印象を与えてしまう点です。サイトを訪れた直後に、そのサイトに誘導するような広告が表示されることで、「監視されているのでは」という不安を与えかねません。また、何度も広告を目にして「しつこい」「気持ち悪い」という不快感を覚えるユーザーもいます。

確度が高いユーザーを集められる手法である反面、配信しすぎるとマイナスブランディングにもなりかねないため、ターゲティングを設定する、表示回数を制限するなどの対策が必要です

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

広告費:2万~20万円
初期費用:10万~30万円
手数料:広告費の15~25%

広告費:2万~20万円程度
人件費:10~25万円程度(5日稼働を想定)

⑨アフィリエイト広告

概要

アフィリエイト広告とはWEBメディアやWEBサイト、ブログなどを運営している法人や個人に商品やサービスを紹介してもらうという手法です。

ASPと呼ばれる業者のサイトでアフィリエイター(アフィリエイト広告を掲載するサイトの運営者)を募り、紹介コンテンツを作成してもらって広告を掲載するという流れが一般的です。そのアフィリエイターのサイトから自社サイトに見込み客がアクセスし、CVに至ったら成功報酬を支払うという仕組みです。

メリット

アフィリエイト広告のメリットは第三者が自社の商品・サービスを宣伝してくれる点です。ある程度情報や素材を提供する必要はあるものの、社外の人材がコンテンツを制作して自分のサイトに掲載してくれるので手間がかかりません。多くのアフィリエイターが掲載してくれれば、それだけアクセス数も増える可能性があります。

アフィリエイターの中には実際に商品やサービスを利用して感想やレポートを書いて公開してくれる人もいます。こうした第三者的な視点で制作されたコンテンツは見込み客から高い信頼が得られCVにもつながりやすくなります

デメリット

アフィリエイトは自社で行うべきSEOやコンテンツマーケティングを実質的に外注できる点にあります。そのため、効果が現れるまでにはSEOと同様どうしても時間がかかりがちです

また、アフィリエイターが運営しているサイトのクオリティが低い場合、虚偽が多く含まれている場合、成果が現れないだけでなくマイナスブランディングにつながるおそれもあります

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

数千円~数十万円(アフィリエイト報酬)

数千円~数十万円(アフィリエイト報酬)

⑩純広告

概要

純広告とは特定のサイトの広告枠を買い取って自社の広告を専属的に掲載してもらう手法です。新聞広告や雑誌広告、屋外看板のWEB版とイメージするとわかりやすいかもしれません。

ディスプレイ広告のように、そのWEBメディアやサイトの訪問者をホームページに誘導することができます。

メリット

ディスプレイ広告の場合、必ず広告が表示されるとは限りません。どのサイトに表示されるか、そもそも広告が表示されるかは設定やターゲティングをもとにランダムに決められます。純広告であれば指定したサイトに常に広告を掲載し続けることができるため、安定的なアクセスが得やすいです

また、特にアクセスが多い大手メディアやニュースサイトなどに広告を掲載した場合、すぐにホームページのアクセスを増やすことができるというのも強みです

デメリット

ディスプレイ広告は1クリック数十円単位で広告費がかかりますが、クリックされない限り広告費は不要です。一方純広告は契約の内容にもよりますが、広告枠をまるごと買い取ってしまう形式のため費用が高額になりがちです

また、掲載先のサイトを吟味する必要があります。たとえばサイトへのアクセス数が少ない場合、自社のターゲットとは異なる層が訪問している場合、広告を掲載してもあまり成果につながらない可能性があります

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

30万~100万円(広告費)

30万~100万円(広告費)

⑩-1.テキスト広告

文字を使った広告で、1~2行(100文字)という短い文章で自社の商品やサービスをアピールします。比較的安価に出稿できますが、やはりどうしても画像や動画と比較すると訴求力は低い傾向があります。

⑩-2.バナー広告

商品やサービスを想起させる写真、商品名やキャッチコピー、商品の特徴、価格などを記載したバナーと呼ばれる画像を使った広告です。新聞の記事下広告や電車の中吊り広告に近いようなイメージです。

⑩-3.リッチ広告

テキストや画像、動画、音声などを組み合わせた広告です。テキスト広告やバナー広告よりも多くの情報を伝えられて訴求力が高いのが特徴といえます。

⑩-4.動画広告

短い動画を用いた広告です。視覚的な訴求できて、バナー広告よりも目立つため、よりユーザーの興味関心を惹きつけることができます。

⑩-5.記事広告

記事広告とはWEBサイトやニュースサイトの記事と同じ体裁で商品やサービスを紹介する広告のことです。新聞や雑誌にも同様に記事広告があります。そのサイトのコンテンツの一つとしてみなしてもらえるため、信頼度が高まるというメリットがあります。

⑪メディアサイト

概要

自社以外のWEBメディアやWEBサイトに自社の情報を掲載してもらって認知度を高める手法です。予約や申込み、問い合わせを受け付けてくれるシステムを備えているメディアやサイトもあります。

業種別、地域別、商品別など多種多用なメディアサイトがあり、商品やサービスに適したものを選ぶ必要があります。

メリット

特に大手のメディアサイトは非常に多くの人が閲覧しているため、情報を掲載することで自社ホームページにアクセスを集めることができます。また、予約や申込み、問い合わせの受付機能を備えているメディアサイトであれば、そのサイトからの集客も望めるでしょう

特に飲食店やサロン、士業事務所などの、来場型のビジネスに適している手法といえます。

デメリット

メディアサイトは多くのユーザーを抱えていて高い集客効果が見込める分、掲載料も非常に高額になってしまう傾向があります

掲載先の選定が難しいのもデメリットといえるかもしれません。メディアサイトのユーザー層が自社のターゲットと異なっている場合、そもそもメディアサイトの方向性が自社の商品・サービスとマッチしていない場合、掲載しても集客効果が十分得られず掲載料が無駄になってしまうおそれもあります

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

50万円~300万円

50万円~300万円

⑪-1.ポータルサイト

ポータルサイトとはインターネット上の玄関口、さまざまな情報やサービスへの入り口となるウェブサイトのことです。ニュース、天気予報、検索エンジン、メールなどさまざまな情報やサービスが一つのサイトに集約されています。また、グルメや美容に特化したポータルサイトもあり、WEB集客では主にここに情報を掲載します。

⑪-2.比較サイト

さまざまな商品やサービスを比較検討できるWEBサイトです。たとえば保険、クレジットカード、家電製品など、多岐にわたる商品・サービスが比較対象となります。ユーザーは、価格、機能、評判などを比較することで、自分に最適な商品やサービスを選ぶことができます。

⑪-3.オウンドメディア

企業が自社で所有し、運営するメディアの総称です。一般的には、ウェブサイトやブログ、SNSなどを指します。企業が自社の商品やサービスに関する情報を発信する場として活用されます。オウンドメディアは企業が自社のブランドイメージを自ら構築し、顧客との関係を深める上で非常に重要なツールといえます。

⑪-4.ポジショニングメディア

自社の製品やサービスが競合他社と比べてどのような点で優れているのか、明確に差別化し、顧客にその価値を伝えるためのメディアのことです。特定のターゲット層に向けて自社の強みや特徴を絞り込んで発信し、顧客との信頼関係構築を目指します。信頼感や専門性を高めることで、ブランドイメージが向上し、顧客ロイヤルティの向上につながります。

直接

⑫メルマガ

概要

メルマガは自社の顧客や見込み客に対して定期的にメールで情報を発信する手法です。新商品やサービス、キャンペーン、イベント、ノウハウなどの情報を配信し、メールの文面にURLを記載してホームページへ誘導します。

また、見込み客に対して段階的に情報を発信していき購買や申込みなどのCVにつなげる「ステップメール」という手法もあります。

メリット

メルマガに登録する人はある程度商品やサービスに関心があるケースが多いです。確度が高い見込み客に対して情報を発信し続けることができるため、CVにつながりやすい傾向があります。すでに購買に至った顧客とも関係性を維持できるというメリットもあります。

また、基本的に文章を作成してメールを配信するだけなので、安価で集客できるという点も魅力です

デメリット

開封率が低いというのがメルマガのデメリットといえます。興味があってメルマガに登録したのはいいものの、結局読まずに放置されるか削除されてしまうというケースも多いです

また、そもそも昨今ではLINEをはじめとしたメッセージアプリが普及してきて日常的にメールを使っている人が少なくなってきています。ターゲットによってはSNSやLINEアカウントなど別の手段を選択したほうがいいケースもあります

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

5万円~10万円

4~6万円程度(人件費。3日程度稼働を想定)

⑬ウェビナー

概要

ウェビナーはWEB上で開催するセミナーのことを指します。新型コロナ禍による生活様式の変化やネット技術の普及によって、会場に参加者を集めて行う従来の集合型セミナーではなくオンライン上でできるウェビナーを開催する企業も増えてきました。

ウェビナーでノウハウや情報を提供し、自社の商品やサービスを紹介したうえで、WEBサイトに誘導するというのが大まかな流れです。特にパソコンやスマホで視聴するウェビナーなら、直接相手にホームページへのリンクを送ることが可能です。

メリット

従来の集合型セミナーの場合は会場を確保しなければならず、参加者にわざわざ足を運んでもらう必要がありました。ウェビナーであれば自社の会議室やデスクからでも開催でき、地域を問わず参加することが可能です。会場費や交通費などのコストがかからず、多くの参加者を集められるというメリットがあります

また、ウェビナーの参加者はメルマガと同じようにある程度商品やサービスに関心があり能動的に参加しているため、CVにつながりやすいというのも大きな特徴です

デメリット

集合型のセミナーほどではないにせよ、ウェビナーを開催するのは手間がかかります。参加者の興味関心を惹くような内容を考え、資料や台本を作成しなければなりません

また、ウェビナーの参加者を集めること自体が難しいケースもあり、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など他の集客手法を用いる必要があります

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

10~30万円(外部講師を依頼する場合)

4~6万円程度(人件費。3日程度稼働を想定)

⑭オンラインイベント

概要

オンラインイベントとは企業と顧客あるいは顧客同士がオンライン通話システムなどを使って交流を深めるイベントです。社員と顧客との座談会やワークショップ、勉強会、見学会、レッスンなど、さまざまなイベントがあります。

メリット

参加者が楽しい、有意義だと感じてくれるようなイベントを開催すれば、会社や商品・サービスのファンになってくれる可能性があります。オンラインなので全国どこからでも参加者を募ることができて、会場費や交通費などもかかりません。

また、社員が顧客と直接対話する機会を設ければ、商品・サービスを使った感想や会社に対する要望などを聞くことができるため、それらを販売戦略や商品戦略に活かすこともできます

デメリット

主催者側に高い企画力やコミュニケーションスキルが求められるというのが難点です。参加者が楽しい、有意義だと思ってくれるようなイベントを考える企画力が必須となります。オンラインでは空気感が伝わらないため、盛り上げるコミュニケーション能力も必要となるでしょう。

また、ウェビナーと同様、まずはイベントの参加者を募るための集客が必要となるのも難しい点です

外注時の費用相場

自社運用時のコスト

5万~20万円

4万~6万円程度(人件費。3日程度稼働を想定)

【WEB集客の種類 – 解説付き一覧表】

詳細はこちら

WEB集客手法の選択におけるたった一つのポイント

以上でWEB集客の手法をご紹介してきました。本当に数多くの方法があって、「結局どれを選んだらいいのかわからない」「やはりWEB集客は無理だ」と心が折れそうになられている経営者、ご担当者の方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実はWEB集客の手法を選ぶポイントはたった一つしかないのです。これさえしっかりしていれば、必ず自社に合った方法がわかり、WEB集客がうまくいくはずです。

戦略を明確にする

WEB集客の手法を選ぶポイントは「戦略」に尽きます。まずは目標(問い合わせなどのCV件数)や対象となるターゲット、自社のリソース(WEB集客に携わる人材の有無や人数、予算)、自社の業界の特性、競合状況などをしっかりと把握しておきましょう。これによって自ずとどのような手法を採用すべきかがわかってきます。

以下の記事ではWEB集客の戦略立案の重要性や戦略の立て方、ポイントについてわかりやすくかつ徹底的に解説しています。ぜひこちらも参考にしながら、一度WEB戦略を考えてみましょう。

まとめ

WEB集客には大分すると「検索エンジン」「SNS」「外部サイト」「直接」という4つの手法があり、さらにその中でも非常に多くの手法が存在しています。戦略なくしてWEB集客の成功なし。逆にいえば戦略さえしっかりしていれば、適切な方法がわかり集客がうまくいく可能性が格段に高まります

戦略立案で困ったら、ぜひCMSproにご相談ください。私たちはこれまで約3,000件の実績がございます。集客に成功した事例もご紹介していますので、一度「どのような戦略を取ればいいのか」「どのようなプロセスで成功に至ったのか」をご確認いただければ幸いです。

毎月5社限定で無料相談会を実施しています。現状をヒアリングして戦略立案のヒントをご提案しますので、ぜひこの機会をご活用ください。

谷口 翔太

監修者谷口 翔太リンヤ株式会社 代表取締役

2007年「リンヤ株式会社」を創業。WEBマーケティング歴16年。草創期より一貫してWEBマーケティング の専門家として、多くの企業の収益向上に貢献。これまでに手がけた企業は2902社。豊富な経験を活かし、SEO対策を中心とした効果的なWEB施策により集客最大化を図る。HP制作から運用まで顧客企業をトータルでサポートしている。

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