リフォームを求めている顧客に対して、どのように集客すれば良いのかがわかりにくいという声を聞きます。従来から存在する折り込みチラシだけでは集客アップにも限界があります。本記事では、どのようなWEBマーケティングがリフォームの集客を成功させるのかを解説していきます。
目次
リフォーム会社の集客は顧客層毎のアプローチとターゲット選定が重要
折り込みチラシやホームページ開設で見込み客層の集客を図ろうとしても、なかなかうまく集客できないリフォーム会社様も多いと思います。このようなときには自社の強みを把握し、集客ターゲット選定を今一度、考え直してみましょう。
まず、自社が顧客に提供できる競合他社との違いや価値、主な活動地域はどこにあるのかの再確認が必要です。これらを明らかにしていけば自社の強みが明確になりますので、他社と差別化できるようになります。
そして、「潜在顧客層」「見込み顧客層」「顕在顧客層」といったターゲットに分けて集客方法も変えていきましょう。
潜在顧客層とは、自社のターゲット像には当てはまるものの、リフォームの必要性を感じておらず検討もしていない人たちです。この層に対しては、まずはリフォームの必要性を感じてもらうための施策が必要です。
見込み顧客層とは、リフォームについて興味関心を持っている人たちです。この層に対しては、リフォームの良さを訴求するとともに御社のサービス内容が課題の解決に寄与することを知ってもらう必要があります。
顕在顧客層とは、すでにリフォームする決意を固めたうえで他社も含めた検討段階に入っている人たちのことです。この層に対しては、施工事例などで自社の魅力や安心感などをアピールしていくことが必要です。
このような顧客層毎にアプローチを変えることが効果的な集客に繋がります。
潜在顧客の集客方法
潜在見込み顧客層は、御社のサービスに興味や関心を持っており、きっかけを与えれば本当の顧客へなる可能性が高い人たちです。WEBマーケティングにおいては「リード」と呼ばれています。
このような顧客層に対しては、自分のリフォームニーズに御社の施工がマッチしていることが理解できるよう、以下のような施策を行っていく必要があります。
- 検索サイトからの流入を見込んだSEOの強化
- SNS広告への出稿
- バナーで表示されるディスプレイ広告や検索連動型のリスティング広告
見込み客の集客方法
見込み顧客層は、御社のサービスに興味や関心を持っており、きっかけを与えれば本当の顧客へなる可能性が高い人たちです。WEBマーケティングにおいては「リード」と呼ばれています。
このような顧客層に対しては、自分のリフォームニーズに御社の施工がマッチしていることが理解できるよう、以下のような施策を行っていく必要があります。
- 検索サイトからの流入を見込んだSEOの強化
- SNS広告への出稿
- バナーで表示されるディスプレイ広告や検索連動型のリスティング広告
顕在顧客の集客方法
顕在顧客は、自身のニーズや課題を解決していくためにリサーチや比較検討などの行動を積極的に取りはじめています。そこで、具体的なキーワードで御社のホームページに行き着くための施策を行うことが大事です。
その上で、競合他社と比べて「どのような違いがあるのか」「メリットがあるのか」を明確に示して、有力な選択肢の一つとしてのポジションを獲得することがポイントです。
具体的には、以下のような施策を行っていく必要があります。
- 検索サイトからの流入を見込んだSEOの強化
- 検索連動型のリスティング広告
リフォーム会社のおすすめWEB集客方法
集客を行うための施策にはさまざまなものが存在します。その中でも効果的に運用し集客していくためには、どのようなターゲットに向けたWEB集客方法なのかを考えていかなければなりません。そこで次の章では、WEB集客方法別に特徴とメリット/デメリットなどを紹介します。
SEO対策【認知獲得・見込み客の集客に必要】
SEOとは「検索エンジン最適化」を意味する「Search Engine Optimization:サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)」の略です。Googleをはじめとした検索エンジンで、キーワードを検索したときに特定のWEBサイトを検索結果の上位などに表示させていくための施策は「SEO対策」と呼ばれ、見込み顧客を自社ホームページに誘導し問い合わせを増やしていくためには重要な手法です。
ホームページをただ単に作成しても検索エンジンに上位表示はされず、御社のことを知らない見込み顧客が流入してくる可能性は低くなります。そこでSEO対策が必要となるのです。
ただしSEOの知識がなければ、検索エンジンの仕組みや検索アルゴリズムを理解しながら有効的なSEO対策を行うことは難しいものがあります。そこで、有効なキーワード選定や競合調査などを行うことができ、プロのノウハウを織り交ぜたコンテンツ(記事)の作成を代行してもらえるプロにSEO対策を依頼することをおすすめします。
現在ご覧いただいているCMSproでは、中小企業と個人事業主に特化したSEO対策・コンテンツマーケティングの代行を行っています。毎月5社限定の無料ホームページ診断もございますので、ご興味がある方はぜひ一度ご相談ください。
MEO対策(Googleビジネスプロフィール)【地元客の集客に最適】
SEO対策と併せて近年では、Googleマップに登録されている店舗の検索順位を上昇させるMEO対策が注目されています。MEOとは「Map Engine Optimization:マップ・エンジン・オプティマイゼーション」の略であり、「マップエンジン最適化」を意味しています。
Googleで現在地の近くにあるお店や会社などを探すために「店名や社名+業種」と検索すると、そのエリアにあるお店や会社の情報が3つ表示されます。その画面は「ローカル検索結果」と呼ばれますが、MEO対策は、その3つの枠にランクインさせることを目指す手法です。
MEO対策はSEO対策と比べて結果を出せるのが比較的早く、1ヶ月ほどで集客につながることもあります。特に地域密着型のビジネスでは有効に機能します。
このMEO対策は自社で行っていくことも可能ですが、口コミへの返信といった手間のかかる作業が多いため、自社で実施すると本業である自社のビジネスに影響を与えてしまう可能性があります。よって、MEO対策のプロに任せて手間なく運用するのがおすすめです。
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リスティング広告【顕在層の集客に重要】
GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジン上で、ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示される広告がリスティング広告です。検索結果に連動して表示されるので「検索連動型広告」とも呼ばれています。
リスティング広告はユーザー自身がキーワードを入力して検索していますので、リサーチや比較検討などの行動を積極的に取りはじめている顕在顧客層や、申し込み意欲が高まっている見込み顧客層に対して効果的にアプローチできるメリットがあります。
しかし、多数の競合が存在するため、勝ち抜くためには「どんなユーザーがどんなキーワードで検索するか?」とキーワードを考えターゲットを絞り込む必要があります。これが難しいため、運用はプロに任せた方が効果を得ることができます。
現在ご覧いただいているCMSproでは、中小企業と個人事業主に特化したリスティング広告の運用代行を行っています。毎月5社限定の無料ホームページ診断もございますので、ご興味がある方はぜひ一度ご相談ください。
ディスプレイ広告【認知獲得に効果あり】
Webサイトやアプリ上へ主にバナー形式で表示される広告がディスプレイ広告です。広告ワクがあるWEBサイトのコンテンツに応じて表示されるので、コンテンツ連動型広告とも呼ばれています。
ディスプレイ広告の表示は検索エンジンに限定されておらず、ポータルサイトのトップページやアプリの広告ワクに表示され、検索キーワードとは連動していません。
そのため、申し込み意欲はあるものの、まだそれに気づいていない潜在顧客層に対してアプローチすることができ、より幅広いユーザーに対してターゲティングしていくことができます。
動画広告【認知獲得に効果あり】
動画広告とは、WEB上で動画にして広告を流すものです。
この動画広告は近年、大きく需要が伸びており、2020年から2021年の日本のインターネット広告費では132.8%の成長率です。「音」と「動き」を組み合わせて届けられることができることからリスティング広告やディスプレイ広告などと比べ伝えられる情報量が多くなり、ストーリー性を持たせやすくなっています。
代表的な動画広告として、YouTubeコンテンツの冒頭や動画の合間に流れてくる15秒~30秒程度の動画があります。また最近では、Yahoo!JAPANのトップページに表示されることもあるほか、ポータルサイトのトップページやアプリの広告ワクに表示されることもあります。
SNS【認知拡大に効果あり】
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の人気上昇にともない、SNSによるマーケティングも増えています。これまで情報収集するときにはGoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンで調べていくことが一般的でした。ただ近年ではSNSから情報収集をすることが急激に増加しています。
主なSNSとして、Twitter、Instagram、Facebook、YouTubeが挙げられます。Twitterは日本国内の月間利用ユーザー数4,500万人の人気SNSです。ユーザーとも近い距離間でコミュニケーションをとれるために、ファン層を増やすために利用している企業も多くあります。
画像や動画をメインに配信できるSNSがInstagramです。日本国内の月間利用ユーザー数3,300万人で急激にユーザー数を伸ばしてきました。
画像や動画を多用してブランドの世界観を訴求していくことや、雑誌メディアのように情報メディアでも活用されています。
Facebookは日本国内の月間利用ユーザー数2,600万人ですが、世界では最もユーザー数が多いSNSとなっています。日本では比較的高めの年齢層(30代~40代)のユーザーが多く、その層に向けたターゲティングができます。
もっとも人気がある動画配信SNSがYouTubeです。日本国内の月間利用ユーザー数は7,000万人にも上っており、10代~40代の幅広い年齢層のユーザーに多く利用されているのが特徴です。
SNSマーケティングは商品やサービスなどのブランディングや知名度の向上、認知拡大には効果なものの、直接的な顧客獲得には効果が薄くなっています。潜在顧客層に対して効果的なWEBマーケティング手法といえるでしょう。
ポータルサイト【集客しやすい】
特定のジャンルに特化したポータルサイトへの掲載もWEBマーケティングによる集客方法の1つです。リフォーム会社のポータルサイトにも「ホームプロ」や「リショップナビ」、「リフォームコンタクト」といったWEBサイトが挙げられます。
ポータルサイトを訪れるユーザーは「リフォームをしたい」という目的を持って訪れていますので集客しやすく、すぐに見込み顧客や顕在顧客層となる可能性を秘めています。
しかし、ポータルサイトでは他社と比較検討して発注先を決められるため、ただポータルサイトに掲載するだけでは受注につながることはありません。自社の提案力の強化や他社と差別化した情報発信が大切です。
LINE【見込み客との接点に最適】
LINEの日本国内の月間利用ユーザー数は9,200万人。日本でもっとも利用者が多いSNSとなっています。ユーザー層も若年層だけでなく、幅広く利用されており、多くの年代にリーチすることができます。
LINEをお店や会社で利用する場合、LINE公式アカウントで行う必要がありますが、無料で開設することができます。そして、このLINE公式アカウントには、一般のLINEアカウントにはない集客用の機能が用意されています。
たとえば、友だちにメッセージを一斉に配信できるメッセージ配信や、メールマーケティングで重視される「ステップメール」と同じ機能であるステップ配信を利用できます。
LINEの「友だち」は「=見込み客」ですので、自社の「友だち」を増やし見込み顧客の購買意欲を高めて成約につなげていくことが主な活用法となります。
【まとめ】WEBマーケティング導入は必須
リフォーム業界における集客方法は、従来から存在する折り込みチラシのポスティングに頼るのではなく、WEBマーケティングを活用していくことが一般的になってきています。
WEBマーケティングには「SEO対策」をはじめ、さまざまな種類が存在していますが、それぞれのターゲットに沿った運用をしていくことが求められます。最適な運用をしていくためには、自社だけで行うよりもWEBマーケティングのプロによる運用が効果的です。
現在ご覧いただいているCMSproでは、中小企業や個人事業主に特化したWEBマーケティングのプロによる「SEO対策」「リスティング広告運用」「MEO対策」をご提供しています。
リフォーム会社様のご利用実績もございますので、集客でお悩みの方はぜひご相談ください。
監修者谷口 翔太リンヤ株式会社 代表取締役
2007年「リンヤ株式会社」を創業。WEBマーケティング歴16年。草創期より一貫してWEBマーケティング の専門家として、多くの企業の収益向上に貢献。これまでに手がけた企業は2902社。豊富な経験を活かし、SEO対策を中心とした効果的なWEB施策により集客最大化を図る。HP制作から運用まで顧客企業をトータルでサポートしている。