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現役ホームページ制作担当が語るご依頼前の準備について

今週は、CMSpro制作担当の沖野が担当させていただきます。

現役ホームページ制作担当が語るご依頼前の準備について
制作担当: 沖野直人

「ライオンに追われたウサギが、逃げ出す時に肉離れを起こしますか?」

これは、2006年7月から2007年11月までサッカー日本代表を指揮した名将イビチャ・オシム元監督の、怪我をした選手に向けた言葉です。

準備さえしっかりしていれば、怪我などしない。
日頃から、いかに試合に向けて~準備~をしているかが大事だということを示しています。

と、ここで思いました。

ホームページの制作も同じなんじゃないかと。
失敗しないためには、なによりも事前の~準備~が絶対的に重要なんだと。

今回は、ホームページ制作を失敗しないための、ご依頼前にご準備いただくことリストを現役のホームページ制作担当が語っていきます。

では、キックオフ!

まずは、ホームページを作って達成したい事柄や目的を具体的に明確にしましょう。
お客様によって、ホームページに期待する事柄はさまざまです。
また、ここでのポイントは<具体的に>という点。

悪い例

・サイトへのアクセスを増やしたい
・サイトからお問い合わせがほしい
・求職者に会社を知ってもらいたい

上記のケースだと、具体性が乏しく、いつまでにどのくらいという点がかけています。
具体性が低いと、ホームページ制作が期待よりも失敗に終わってしまう可能性が高くなる傾向があります。

良い例

・サイトへのアクセス数をまずは、半年で倍にしたい
・サイトから月5件~7件、お問い合わせがほしい
・求職者に会社の理念や社風を知ってもらいたい

逆にこちらのケースだと、目的がより明確です。

制作担当者からすると、ホームページ制作の目的が事前にハッキリされていると、正直作りやすいです。
かつ過去の経験値から、ご期待されているクオリティのホームページが制作できる確率がグッとあがるような気がします。

ホームページ制作会社を探す前に、どの程度のご予算で考えているのかを決めておくことも重要です。

制作会社の費用は、各スタッフの稼働時間に比例して決まってくることが多いです。

つまり、ご予算が高ければデザイン性のある装飾されたページや、ページ数の多いホームページを作ることができますし、ご予算が低ければ、その範囲内で制作するというかたちです。

とはいうものの、ホームページ制作の相場が分からないという方が多いと思います。
そういった場合は、「地域名+ホームページ制作+相場」といったキーワードで検索して、おおよその相場感を事前に掴んでおくといいでしょう。

いつまでにホームページを完成させたいのか、納期を希望でもいいのでもっておいて、制作担当者に伝えておくべきです。

制作会社側からの視点だと、納期はとても大事なポイントの一つです。

俗に言う「なる早」でという「なるべく早めにお願いします」というような曖昧な表現の場合、なる早の感覚のズレが必ず起こるため、正直少し困ってしまいます。
(そのため弊社の場合は、必ずこちらから納期日のご希望をお伺いしています)

また、なる早依頼でよく耳にするのが、あまり評判などが良くないホームページ制作会社に依頼してしまっている場合、最悪、どんどんと後回しにされるケースです。

いつまでに公開・納品したいかが、制作前にクリアになっていることは、双方にとって大きなメリットとなります。

ホームページを見てほしい人はどのような人でしょうか?
・男性なのか、女性なのか
・年代は30代なのか?60代なのか
・仕事は何をしているのか
・最近の悩みはどんな悩みをもっているのか
・年収はだいたいどのくらいか
・家族構成は
などなど・・・・

性別によって、ホームページのデザインの色味なども考慮する必要がありますし、
年代によっては、フォントの大きさも考慮する必要が出てきます。

ペルソナ・ターゲットについては深堀りすればするほど明確となります。
そうすることで、そのターゲットの心が動かされやすいホームページが出来ます。

ホームページの完成イメージを統一するためにも、ターゲットである人物像は、
事前にしっかりと定めるといいでしょう。

ホームページでターゲットに知ってほしい自社の商品やサービスの特徴、強みはしっかり把握して説明できるでしょうか?
自分たちの商品やサービスにもっとも詳しいのは、他でもない働いている社員さんやスタッフの方々です。
ペルソナ・ターゲットと同様に、ポイントがどこにあるのかという認識がホームページ担当者と事前に共有できれば、方向性がぶれることもなくなります。

ただし、新規開業や新規事業の場合、実績もゼロで、強みとなる特徴なども無いケースがあると思います。

その場合でも、CMSproは、集客プラン以上であれば、競合調査などをおこなったうえで、
「○○○の強みや特徴をもった他社が無いので、○○○という特徴でいきませんか?」
などアドバイス(強みや特徴を一緒につくりあげる)をさせていただきます!

そこまでの提案をするホームページ制作会社は、なかなか少ないと思いますので、
個人的にはこれがCMSproの特徴・強みの一つだと思っています。

リニューアル案件に限りますが、現在お持ちのホームページの課題などは
わかる範囲でいいので、事前に洗い出すようにしましょう。
ホームページのアクセス数自体が少ないのか?
それとも、アクセス数の割にお問い合わせが少ないのか?
はたまた、直帰率が高いのか?

課題によって、ご提案の内容も大きく変わってきます。
また、リニューアル前の時点で課題点がしっかりしていることで、
納品後に改善されているのか?成果があったのか?どうかが明確化されます。

いかがでしたでしょうか?
上記項目ついては、現在制作をお受けした際に、ヒアリングシートというかたちで、
初回のお打合せ前に、お書きいただいている内容の一部を抜粋したものです。

準備する内容が多すぎて「面倒だな~」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少なくとも自分だったら「面倒だから後回しにしよう」と思ってしまいます。

ただ、決して少なくない制作費用を払うことになりますし、
~準備~こそが、ホームページの成功か失敗かの分かれ道であると考えると・・・・

そのときは、前述のイビチャ・オシム元監督の言葉を思い出してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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