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ホームページのURL重複はなぜダメなのか?Googleの情報をもとに解説

2020年07月31日(金) メルマガSEO対策

今週は制作の秦野が担当させていただきます。

今回はうまくまとめきれずに罪悪感が半端ないのですが、
「ホームページのURL重複」がなぜダメなのかについて、
SEOの教科書とも言える、
「Search Consoleヘルプ」や、「Google Developes」に記載のある情報に沿って
解説していきたいと思います。

最近のホームページ制作のトレンドとしては、レスポンシブサイト(レスポンシブウェブデザイン)という、PCもタブレットもスマホも、常に同じHTMLで読み込ませるという手法が主流になっています。
これは「URLの重複」を防ぐために効果的な制作手法だから、という理由も大きいと思います。

WEB業界以外の方にとっては、もはや専門用語が多すぎて「なんのこっちゃ」って感じですよね…
しかしご自身が所持するホームページに、この「URL重複」がみられるのであれば、
ぜひ修正していただくことをお勧めいたします!

しかし、なぜ重複しているURLがダメなのか?
最近相談されることが多い内容の一つです。
特に、数年前に制作したHPがPCとスマホで分かれている、なんて方からはほぼ聞かれます。

そんな、わかりにくいこの問題について、
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。

ホームページのURL重複はなぜダメなのか?Googleの情報をもとに解説 CMSpro制作担当:秦野

同じページなのに、URLが異なっている現象のことを指します。
例えば、PCサイトとスマホサイトを分けてつくられたHPの場合、
同じトップページなのに、URLが別になっていることがあります。
例えばこんな感じ。

PCのトップページURL: https://domain.com/
スマホのトップページURL: https://domain.com/sp

このような作りになっていると、トップページ以外のページでも重複していることがほとんどです。
例えばこんな感じ。

PCの料金ページURL: https://domain.com/ryokin
スマホの料金ページURL: https://domain.com/sp/ryokin

これらのことがURLの重複と呼ばれます。

ホームページはいずれもHTML(Hyper Text Markup Language)というテキストコードでできています。
HTMLとは雑誌で言うところの紙とインクみたいなものでしょうか?
テキストであるHTMLが読み込まれてビジュアル化されたものがホームページです。
トップページにはトップページのHTMLがあり、
料金ページには料金ページのHTMLがあります。

しかし、PCとスマホでは、画面の大きさが全然違いますよね。
スマホでPCサイトを見ると、文字が小さくて読みにくかった経験をされた方も多いはず。

そこで一昔前は、主に文字の読みやすさのために、
PCとスマホで表示するHTMLを分けて作る手法が用いられていたことがあります。
確かに、HTMLを分けることで、
画面の大きさにあわせたHTMLをそれぞれ作ることができるため、
見た目のことだけ考えれば合理的でした。

しかし、それがSEOやHP閲覧者にとって問題になりました。
そこで一つのページに一つのHTMLしか使わずに、
かつ、見た目をPCとスマホで分けようとして編み出されたのが、
レスポンシブサイトです。(その目的だけじゃないかもですが…)
問題になった理由はこの後で話しますね。

▼レスポンシブサイトで作った料金ページはURLが一緒です。
PCの料金ページURL: https://domain.com/ryokin
スマホの料金ページURL: https://domain.com/ryokin

やっと本題です。
なぜ重複URLがダメなのか?
一言でいうのは難しいですが、なんとかまとめてみると、
「ユーザー(HP閲覧者)にとって不便だから」です。

もう少し詳しく解説してみます。
ホームページの管理者に向けてGoogleからはさまざまなサポートサイトが用意されています。今回は、「Search Consoleヘルプ」と「Google Developes」を参考にしました。

・ユーザーにとって不便な理由3つ

① 欲しい情報が手に入りにくくなるから
② ページの読み込みが遅くてイライラするから
③ 作り手が間違って違う情報を表示する可能性があるから

重複したURLのデメリットについて以下のように記載があります。
以下引用文です

お持ちのサイトにおいて、複数の URL で同じページにアクセスできる場合や、別個のページのコンテンツが類似している場合(たとえば、ページにモバイル版と PC 版の両方がある場合)、こうしたページは Google で同じページの重複と見なされます。これらの URL の 1 つが「正規」版として選択されてクロールされ、その他の URL はすべて「重複」URL と見なされてクロールの頻度が減ります。

このような正規 URL を明確に指定しないと、Google によって URL が選択されるか、いずれの URL も同等の重要性を持つものと見なされることになります。そのため、下記の「正規 URL の指定が重要な理由」で説明するような望ましくない動作につながることがあります。
出典:https://support.google.com/webmasters/answer/139066?hl=ja

「はぃ?」って感じですよね(笑)
頑張って読み返すとなんとなくわかってきました。
例えば、ホームページを作った人が伝えたかったことが二つあったとしても、
それが重複コンテンツと思われて一つした表示されず、物事が一つしか伝わらなくなる可能性があると。
もしその情報が二つとも重要なものだったら、、、ユーザーにとっては不便ですよね。

次にこちらの引用です。

レスポンシブ デザインにする理由
レスポンシブ ウェブ デザインをおすすめする理由は以下のとおりです。

・URL が 1 つなので、ユーザーによるコンテンツの共有やリンクが簡単になります。
・対応するパソコン用ページまたはモバイル用ページが存在することを Google のアルゴリズムに伝える必要がなく、インデックス登録プロパティが正確にページに割り当てられます。
・同じコンテンツのページをいくつも維持管理する手間が省けます。
・モバイルサイトでよくある誤りに陥る可能性を抑えることができます。
・ユーザーをデバイスごとに最適化したページにリダイレクトする必要がないため、読み込み時間を短縮できます。また、ユーザー エージェントに基づくリダイレクトはエラーが発生しやすいため、サイトのユーザー エクスペリエンスを損なうおそれがあります(詳細については、ユーザー エージェントの正確な検出をご覧ください)。
・Googlebot がサイトをクロールするために必要なリソースを節約できます。レスポンシブ ウェブ デザインでは、1 つの Googlebot ユーザー エージェントがページを一度クロールするだけで済みます。異なる Googlebot ユーザー エージェントが何度もクロールしてコンテンツのすべてのバージョンを取得する必要はありません。Google によるクロールの効率が上がることは、間接的には、サイトのコンテンツがより多くインデックスに登録され、適切な間隔で更新されることにつながります。

出典:https://developers.google.com/search/mobile-sites/mobile-seo/responsive-design?hl=ja

つまり、URLをPC とスマホで分けると、その分構成が複雑になります。
複雑になると、ページの読み込みが遅くなるよね。っていうのが一つ。
もう一つは、複雑にすると人間もミスしがちだよね。
だから間違えてPCとスマホで違うページを設定しちゃったりして、
ユーザーに全然違う情報を与えちゃうかもしれないよね。
これってダメだよね?。よくないよね?。
ってことを言いたいっぽいです。

◆つまり、「シンプルイズベスト」って言いたいのかも
なるべく努力しましたが、まだまだわかりにくかったかも(ごめんなさい汗)
ユーザーのことをいつも気にかけているGoogleは、
つまり、こういうことが言いたいのかもしれません。

ともかく、ユーザーにとって不便のないよう、
「シンプルイズベスト」だよ。
だからURL重複はやめようぜ。

いかがだったでしょうか?
次回もどうぞよろしくお願い致します。

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