いつもCMSpro週刊メルマガをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回はCMSproサポート担当の大熊が担当させていただきます。
今日は、先日Googleから導入が発表された『スピードアップデート』について
ご紹介したいと思います。
スピードアップデートは、半年ほど前からGoogleが2018年7月に導入すると
公式アナウンスしていた新しいアルゴリズムで、先日9日にその導入が開始されたばかり。
まだご存じない方も多いかと思いますので、
今後のSEO対策のためにもどういった内容や影響が出てくるのかを確認しておきましょう!
スピードアップデートとは
みなさんは、自サイトのページ読み込み速度を気にしたことはありますか?
先日導入されたスピードアップデートはGoogleの新しいアルゴリズムで、
モバイルサイトの読み込み速度をモバイル検索のランキング要因として使用するものです。
2010年からPCサイトの検索でページ読込速度をランキング要因として取り入れていましたが、
同様の仕組みをモバイル検索へ導入することが今回の『スピードアップデート』になります。
どうして読み込み速度が重要なのか
みなさんはサイトを見るとき、どういった点を気にして見ていますか?
まず、サイトの見やすさや内容、デザイン性がパッと見た時に気になる個所かと思います。
ですが、気になるサイトを閲覧しようとページを開こうとした時、
なかなかサイトが表示されず、諦めて別のページやサイトに移動してしまう・・・
こんな経験はありませんか?
ページの読み込み速度があまりに遅いと、ユーザーは不快に感じてしまいます。
また、多くのユーザーが待つことができる時間は『3秒』と言われており、
それ以上かかるサイトは離脱率が一気に跳ね上がります。
せっかくサイトを見やすくしたり内容を充実させても、
ページがなかなか開かないことによりユーザーが離脱し、サイトを見てもらえなければ意味がありません。
だからこそ、Googleはページの読み込み速度を重要なポイントと考え、
評価の基準の一つとしてアルゴリズムに組み込んだのです。
スピードアップデートによる影響は?
●遅いページ(サイト)だけに影響
●「遅い=評価下げ」だけでなく「遅くなればなるほど評価が下がる」
上記がGoogleがアナウンスした内容となり、
今回のアップデートで読込速度が非常に遅いモバイルページは順位に影響が出てしまいます。
ですが、ページスピードを速くすればするほど検索順位が上がるわけではないので、
十分サイトの表示速度が速いサイトは今以上速くしても評価に変わりはありません。
また、必ずしも遅いページだけが影響を受けるわけではなく、
スピードよりもクエリとの関連性がもっと重視されることになるため、
魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても
高い順位に掲載される場合もあります。
今後注目すべきこと
上記の通り、検索クエリとの関連性が最優先であるため、
関連性が低いページでスピードが速いという理由で検索順位が上がることはありません。
つまり、スピードが遅くても関連性が非常に高いページや、
コンテンツが素晴らしいページは検索上位に引き続き表示されるということです。
ですが、だからと言ってページ速度をそれなりにしておけばいいということでもありません。
ページ表示速度はSEOではなく、
ユーザーが「自分が訪問している他のサイトと比べて」快適かどうかを判断するからです。
つまり、自分ではサイトの表示速度に問題はないと思っていても、
他のサイトの方がページ表示速度が快適と判断されることもあるのです。
ページの表示速度改善に取り組む場合はGoogleに評価してもらうためではなく、
サイトを訪れたユーザーのことを考え、より使いやすく心地いいページ表示速度を目指していきましょう!
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いかがでしたでしょうか?
Googleは評価が上がらなくても表示速度を速くしようと改善するのは良いことと言っています。
すぐには評価に繋がらなくても、ユーザーが良いサイトと思えば結果として評価は上がるということです。
上記を念頭に、今後のSEO対策にお役立ていただければと思います!
それでは、最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
次週もお楽しみに!
大熊