こんばんは。
谷口です。
借金をして時間を買うとよくいいます。
最近、この言葉には、事業を続けて、さらに伸ばすうえで
大切なヒントがつまっているなと感じています。
一般的に、消費者の立場だと借金には、ネガティブな印象があります。
例えば、借金をして自家用車を買う。
ローンで車を買うという横文字にするとネガティブな印象がうすれますが。。
車は通勤などで必要であったり、ドライブをして気分がいいなどのメリットは
あるものの借金をして、消費をしているだけで、
お金が増えるという効果はありません。
なので少しうしろめたい気持ちになったりするのかもしれません。
一方で会社でお金を借りるというのは、少し違います。
会社でお金を借りる場合、
足りなくて借りる
伸ばすために借りる
万が一のために借りる
というニーズが想定されますが、
どれも借りた後うまく経営をすれば、リターンがあります。
例えば、今、資金繰りを間違えて
自分の会社が資金ショートして潰れると
これから得られる利益を失います。
それは、けっこうな金額になります。
自分が、銀行嫌いのままでしたら
実際に、今年の2月に倒産していました。
たくさん借りていたお金のおかげで
大きな失策による売上減をしのぎ、その後、改善策を打つ時間を得られました。
結果、その改善策があたり、今年の後半は、前半の数字がまるで信じられないぐらいの数字が出ています。
それは、自分とチームが有能だったわけではなく
ただたんに改善策を試す"時間を得た"というのが大きいです。
今回の場合は、実際にホームページの制作・運用の事業を長くしていて
お客様の会社の売上をネットの力で上げるという実績を積み重ねていたので
営業の停滞は、受注前の最後の対面でのセールストークを変えるだけで
済んだのも事業を長く真面目にしていたという時間に助けられました。
時間は力だとはいえ、しかし、ただ単に時間を使う、毎日考えずに同じことを繰り返すと
時間は味方をしてくれないです。
駄目な状況にあるのは、駄目な考え、それが起こす駄目な行動により
駄目な結果になります。いい結果が出れば、同じ考えと行動を繰り返せばいいです。
難しいのは、駄目なときです。
違う考え・行動をしないといけないです。
今までの自己否定につながるので
それには、エネルギーと時間がかかります。
経営者の仕事として、その時間を
借金もしくは自分のお金で確保する。
そして自分及びチームで違う考えをして
そして違う動きをするのを先導するのが、大切なんでしょうね。
– 谷口翔太