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ターゲティング入門!幅広く応用できる”MECE”の切り口

2017年06月27日(火) メルマガマーケティング

いつもメルマガをご覧頂き、ありがとうございます。
今週は西が担当させて頂きます。

弊社がお送りさせていただいたヒアリングシートの内容を覚えていらっしゃいますか?

ヒアリングシートの中で「何を書いたら良いのか思いつかない」という箇所はございませんでしたか?
今回の主題テーマは「どのようにして考えるかについて考える」です。

弊社はヒアリングシートを元にお客様と打ち合わせを行い、お客様の課題や目標を共に考えてきました。
今回はヒアリングシートの中の設問にもございましたターゲットの設定について「MECEの切り口」について簡単にご紹介させていただきます。

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 今回の重要キーワード:「MECE」
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「ターゲットの設定」のことをターゲティングといいます。そしてターゲティングを行う上で重要な要素の一つに「MECE(ミーシー)を考える」ということがございます。

MECEとは"Mutually Exclusive Collectively Exhaustive"の頭文字をとったものです。日本語に訳しますと「漏れがなく、ダブりもない」という意味になります。

MECEの主な目的は
1.事業の全体を捉えること
2.事業をいくつかの分類を用い、正しく分けること
の2点です。
MECEを成せずにターゲティングを行いますと、まるでまとまりのないものになります。また議論が進んだ後で「こういう層もいるんじゃないか」という意見が出現し、ターゲティングが振り出しに戻るケースがございます。
「どのような層がいるのか」という議論はターゲティングを行う上で一番初めに行う議論です。一番初めに行うべき議論を中盤や終盤に行なっていたのではいつまでたっても建設的な結論には至りません。

またMECEがなされていないことに気づかずに結論に至った場合、想定していなかった新たな層が出現し、その層をどの分類に組み込むかということを事業開始後に考える必要が出てきます。これは、想定外のことが起きるリスクが高まるという事です。

 

では、MECEの具体例について見ていきましょう。
「人間」をMECEの切り口で考えると
・男性
・女性
・会社員
で分類するとダブりが生じます。男性の会社員と女性の会社員が存在するためです。

よって「人間」を
・男性
・女性
で分類するとMECEとなります。男性にも女性にも当てはまらない人間は生物学上存在しません。

男性は「未成年」と「成人男性」に分けることでMECEとなり、
「成人男性」は
・20代
・30代
・40代
・50代以上
で分けることでMECEとなります。女性の場合も同様です。

これらの中の
「どの層にアプローチするのか、そしてなぜその層にアプローチするのか」を考えるのが性別年齢ターゲティングの出発点です。特に「なぜ」の部分が重要です。

新規事業を行う場合も既存事業を行う場合も事前のターゲティングは必要です。また、建設的なターゲティングを行う上でMECEの考え方は必要です。
今回は簡単なMECE事例を用いましたが、事業内容に対してもMECEの切り口は使うことができます。事業のゴール(目標)を設定し、上記のように漏れなく、ダブりなく要素を列挙します。そして、事業のゴール(目標)を導く要素はどこか判断するのです。
現在マーケティングを行なっている方や経営者の方は特にMECEを意識なさることをお勧めさせて頂きます。

以上が今回のメルマガになります。ご拝読頂きまして誠にありがとうございました。

西

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