今は無くなってしまった競合の昔のWebサイトでも、簡単に閲覧できるサービスがWayback Machineです。
過去のWebサイトがWayback Machineに保存されていれば、現在はなくなってしまったサイトでも簡単に見ることができます。
知っていないと損をするWayback Machineの便利な利用方法も応用編で解説していきます!
Wayback Machine概要
Wayback Machine(ウェイバックマシーン)はWebサイトの過去のページを保存している無料のサービスです。
インターネット上に存在する膨大なWebサイトをクローリングして保存しており、保存されたWebページであれば、いつでも閲覧ができます。
また、Google Chromeの拡張機能としてインストールし、利用することもできます。
現在は更新されていたとしても過去のWebページを見つけることができますので、過去の競合サイトの変遷調査などにも活用ができます。
Wayback Machine使い方
わずらわしいアカウント登録をする必要なく、すぐにでも利用できるWayback Machineの使い方を、基礎編と応用編に分けてご紹介します!

使い方 基礎編(初心者の方はこちらをおさえておけばOK!)
過去のWebページを調べたいときには、URLから検索する方法とキーワードから検索する方法の2通りがあります。
①URLから検索する場合
Wayback Machineのサイトにアクセス、あるいはGoogle Chromeの拡張機能「Wayback Machine」アイコンをクリックします。
そして、表示されている検索窓に調べたいURLを入力します。
このURLについてはWebサイトのTOPページでなくとも、Webページ単位でのURLでも探すことができます。
②キーワードから検索する場合
Wayback Machineのサイトにアクセス、あるいはGoogle Chromeの拡張機能「Wayback Machine」アイコンをクリックします。
こちらも同じように、表示されている検索窓に調べたいキーワードを入力します。
キーワードは単一の用語でなくとも、GoogleやYahoo!JAPANのように、複数のキーワードを組み合わせても検索できます。
使い方 応用編(業務に取り入れるなら?具体的な活用方法!)
Wayback Machineでは、自社サイトや競合サイトをアーカイブしておけます。
アーカイブしておくことで、Webサイトをいつでも後から確認することができます。
応用方法として、過去の競合サイトを閲覧することで競合分析を実施したり、中古ドメインを新たに取得する際に、そのドメインが過去にどのように使われていたのかを調べたりしていくことも可能です。
また、競合サイトの変化の状況を検索順位と照らし合わせながら見ていくことにより、そのサイトをどのように変えて「検索順位が上昇(下降)したのか」が理解できるようになります。

信頼性について
Google Chromeの拡張機能としてのWayback Machineは、平均評価が5段階中で4.2という高評価を得ています。
また、身元が確認され一貫して良好な実績を確立しているパブリッシャーに与えられる「Established Publisher(定評のあるパブリッシャー)」という認定バッジをGoogleから与えられています。
2022年4月13日にも更新されているなど更新頻度も高く、このような経緯を踏まえるとWayback Machineは信頼性があるサービスだといえるでしょう。
Wayback Machineを利用することで、今使っているサービスのかつてのWebデザインの姿をチェックすることができます。
その際、なぜデザインを変えたのかについて考えていくことでマーケティング力の向上にも役立つはずです。
Wayback Machineは、とても便利なサービス&Google Chromeの拡張機能です。
保存されているデータは2022年5月時点で6850億ページ以上もありますので、自分なりの活用方法を考えてみてはいかがでしょうか。