こんにちは!
CMSproのマーケティング担当の松井です。
Webサイトに関するお役立ち情報を
ブログ形式で分かりやすくお届けしています。
本日のテーマは
『AMPストーリーv1.0が公開』
です!
この回では、先日公開されたAMPストーリーv1.0についてご紹介しようと思いますが、そもそもAMPストーリーって何?もっと言うとAMPって何?というところからお伝えしていきたいと思います。
■AMPとはなにか
まずは、AMPについて説明したいと思いますが、そもそもAMPって初めて聞いた!…という方のほうが多いのではないでしょうか? このAMP、皆様普段インターネットを使うときに実は触れている方もいるかもしれません。
AMPとは、(Accelerated Mobile Page)の略で、簡単に言うと、「モバイルのページを高速で表示させるための手法
」です。なんだかわかりずらいですが、スマホなどでインターネットページを開くときにできるだけサクサク進んでほしいというニーズに対応させていこうということです。
仕組みとしては、通常なら検索結果から見たいページをクリックすると、裏側ではHTMLを読み込んで、それから表示をするという仕組みがあり、そのため表示に時間がかかるという構図だったのですが、AMPでは、ウェブページのHTMLをあらかじめGoogleやTwitter側でキャッシュしておくことで、読み込みの時間を削減できるようになったのです。
またAMPは、4つの要素(AMP HTML、CSS3、AMP Java Script、AMP Cache)で構成されていて、オープンソースで公開されているので、だれでも実装可能です。
とはいえ、AMPにも課題があります。徹底的な高速化の弊害としてJavaScriptの使用がかなり制限されてしまう状態にあり、Googleでは現在この問題解決のため開発を進めています。
こういった制約もあり、現状はニュース記事を中心に使われており、朝日新聞デジタルや毎日新聞デジタル・産経デジタルが早い段階から参加しています。
■AMPのSEOへの影響
AMPはSEO対策に効果的かというと、直接的に有効ということではないようです。
ただ、先日のスピードアップデートもあり、今後Googleでは表示速度のUVについて重点を置いてきている傾向にあるので、自社サイトの表示速度という面でのUVには有効と言えるかと考えられます。
ただし、必ずしも良い影響があるとは限らないので、サイトで使っているコンテンツとの相性で良い点・悪い点を判断することは必要です。
※スピードアップデート:
Googleの新しいアルゴリズムで、ページの読込速度が検索結果ランキングに影響するというもの。
半年ほど前からGoogleでアナウンスされており、7/9に導入された。
■AMPストーリーについて
次にAMPストーリーとは何かを説明していきたいと思うのですが、まずは、「百聞は一見にしかず!」こちらのリンクをご覧ください。
(https://amphtml.wordpress.com/2018/07/16/new-in-amp-stories-monetization-revamped-bookends-and-metadata/)
英語のページでわかりずらいかもしれませんが、見ていただきたいのは動画のほうです。
もしかしたら、スマホでニュースサイトやTwitterなどで見たことがある方もいるのではないでしょうか?
ご覧のように、AMPストーリーは本をパラパラとめくるように一連の情報を物語風に閲覧できますが、文字よりも画像や動画を使っているのが特徴です。
■AMPストーリーv1.0の公開
さて、それでは本日の題名にある「AMPストーリーv1.0の公開」について、お伝えしていこうと思います。まず、これまではAMPストーリーは、試験用のGoogle検索でしか見ることができませんでしたが、現在は通常の検索で見ることができます。
今回AMPストーリーのv1.0が公開されて、これまでホワイトリストに申請して登録してもらわなければ、利用できなかったものが、仕様に従って構成すれば誰でもAMPストーリーを公開できるようになりました。
さらに新しい機能が追加されています。
・収益化の仕組み
・DFP広告の配信
・新しいmetaデータ
・最終ページの改良
今後はペイウォールやレスポンシブスケーリングなども追加予定とのことです。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ、AMPストーリーの開発は進んでいるので今後さらに便利になっていきますね!
今回は直接SEOや自社サイト運営に関係したりという内容ではないですが、先日のスピードアップデートやAMPの開発など、今後は「読込スピード」に重点が置かれていく風潮を強く感じます。
事実、読み込みスピードが2秒遅いだけで、直帰率が50%上がるというデータもあるようですので、そのあたりはWEBサイト運営で気をつけていきたいです。
それでは、拙い文章になりましたが、
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
次週もお楽しみに!